第二新卒・既卒・未経験・職歴なしで転職は、めちゃくちゃ不安なものです!
わたしも実際に第二新卒で転職したので、痛いほどその気持はわかります!
初めての転職でどうすればいいのかというだけじゃなく、第二新卒・既卒・未経験・職歴なしというある種後ろめたさが、さらに不安にさせるんです!
今回は、そんな不安な第二新卒・既卒・未経験・職歴なしを、どうすれば乗り越えられるのか、その成功の方法や裏技を、わたし自身の体験にもとづいて解説していきたいと思います。
Contents
そもそも第二新卒・既卒・未経験・職歴なしとは?
最近は新卒入社3年以内に退職する方が増えて、よく「第二新卒」「既卒」という言葉を聞くようになりました。
一般的には新卒で入社して3年未満の方を「第二新卒」いうようですが、まだ第二新卒の定義はあいまいで、たまに、
「私、新卒4年目なんですけど、いまから転職するとしたら第二新卒歓迎のとこになるんですか?」
という質問を頂きます。
最近では、新卒で就職といってもいろんなパターンが有り、
- 資格試験受験のために卒業して数年受験勉強しかしていなかった
- 何年も留年している
- 卒業後に海外留学やバックパッカーをしていたので数年経っている
- 大学院の博士課程に進学した
- 留年してベンチャーを立ち上げていた
- 留年して企業でインターンしていた
などなど、一概に新卒や第二新卒といっても全然状況が異なります。
なので、自分は第二新卒になるのかわからないケースが多々あります。
定義はいろいろありますが、採用する企業や転職サイト、転職エージェント側が「第二新卒」と聞いてイメージするのは、
- 大学や大学院などの学校を卒業後、3年以内
- 短期間でも社会に出た経験がある
という人材のようです。
社会に一度も出ていない人は、「第二新卒」ではなく、厳密には「既卒」といいます。
既卒というのが、ほぼイコール「職歴なし」ですね。
また、卒業年関係なく、募集業務の経験がないことを「未経験」といいます。
ただ、とは言え、その定義はあいまいですし、第二新卒・既卒・未経験・職歴なしで基本的にはそんなに転職活動のやり方も状況も大きくかわりません。
第二新卒・既卒・未経験・職歴なしで転職する弱点は?
そんな第二新卒・既卒・未経験・職歴なしですが、一般的にはやはり即戦力を求める中途採用では、「弱者」です。
経験がなかったり、一度就職した会社を数年であっという間に退職した事実は、どうしてもネガティブなものです。
普通に、企業の人事担当からすると、
「どうせまたすぐやめやすい人材なんでしょ」
みたいに思われることは仕方がありません。
それくらいは覚悟して、第二新卒・既卒・未経験・職歴なしの転職に挑んでください。
逆に言うと、イメージって、それくらいなんです。
どうせまたすぐやめるかなとか、辛抱強くないのかなというイメージさえ覆せれば、なんら気負いすることはありません。
「僕はがまんが取り柄です。小中高と柔道を10年以上やってきました。たまたまどうしても道義的に前職での〜という詐欺まがいの経験が受け入れられずやめましたが、辛抱と根性には自身があります。弱点は若干の正義感の強さですが、それも御社のようにしっかりとしてカスタマーを大切にする会社なら、絶対にポジティブな力に変えられます。」
くらいのことを、真顔で力強く言えれば、全く問題ないですよ。
本当は嘘はよくありませんが、選考に通るための戦略としては、本心で思っていなくてももいいです。
面接でアピールできることが重要です。
一般的に第二新卒・既卒・未経験・職歴なしに持たれるイメージと逆のイメージを、いかに採用担当者に持たせるかが勝負です。
面接する側の企業としても、もともと第二新卒・既卒・未経験・職歴なしへの期待値はそんなに高くありません。
そこで、しっかりとした言葉遣いで、論理的に、堂々と自分をアピールできれば、きっと内定を貰えますし、多くの方がそれで転職しています。
企業が第二新卒・既卒・未経験・職歴なしに期待するものは?
第二新卒・既卒・未経験・職歴なしなどのほぼ新卒の方を企業が採用する理由を考えると、書類選考や面接の対策に役立ちます。
いくら自分の本音は別にあっても、企業が求めているものと合致しないと、採用はしてもらえないですからね。
ということで、いろいろな会社の人事の方にヒアリングしてきました。
多く上がったチェックポイントとしては、
- 入社意欲が高いかどうか
- 一緒に働きたいかどうか
- 社風とあっているか
- 志望動機
などが挙げられていました。
これまでどういうことをしてきたとか、実績、成功体験とか失敗談よりも、意欲や人柄、やる気を重視しているようです。
つまり、いままでの経験がなくても、未経験でやりたい業種・業界に再チャレンジできる絶好の機会といえます。
第二新卒・既卒・未経験・職歴なしでも全く問題ない理由
新卒1年目で戦略コンサルをやめた大学時代の後輩、Akiさん。
その後また別の戦略系のコンサルに移ったのですが、その時の話を聞いてきました。
第二新卒・既卒・未経験・職歴なしで転職できる業界
第二新卒・既卒・未経験・職歴なしで転職されようとする方から、
「第二新卒・既卒・未経験・職歴なしとかだと、どんな業界に転職できるんですか?」
というご質問を頂きます。
回答としては、基本的にどんな業種・業態でもいけます。
たしかに、その時々の景気の状況によって、やはり市場が伸びている業種・業態の方が入りやすいというのはあります。
ただ、最近は人材不足なので、あらゆる業界が第二新卒・既卒・未経験・職歴なしに道を開いています。
逆に、20代後半や30代になると、経験のある職種や業種しか転職できないということも起きてきます。
特に、業界によって、特殊な仕事をしていた場合は、他の業界で通用しないということもしばしば。
コンサルみたいな幅広い業種・業態を経験していればいいですが、そうでないと、年齢を積み重ねるにつれて、だんだん転職で即戦力を求められ、チャレンジできる仕事が減っていきます。
そう考えると、第二新卒・既卒・未経験・職歴なしは、絶好のチャンスです!
これはまじでチャンスです。
一旦社会に出たことで、なんとなく学生時代に見えなかった世界も少しだけ見えたところで、本当にやりたい業種・業態が見つかったという方は、20代前半のポテンシャル採用で取ってもらえるうちに転職しないといけません。
そこに多少のリスクはあれども、人生一度なので、チャレンジする価値は多いにあります!
ただし、そもそも新卒しか取っていないような企業は厳しいです。
たとえば、比較的中途採用をなかなかしていないところでいうと、
- JR、電力、ガスなどのインフラ企業
- 地方銀行
などの業種は、新卒でないと入りにくいです。
もちろん、全てではありませんし、最近は人材不足なので、これらの業種・業界でも中途採用もたまに出ていたりします。
また、公務員や公的な企業の中にも、JETROや警察庁などの一部は、いまだになかなか中途採用に扉を開いていないようとところも残されています。
オススメの転職サイト
リクナビネクストは第二新卒に強いですが、それ以外にも第二新卒にオススメの転職サイトはあります。
第二新卒もメジャーになってきたとはいえ、どうしてもまだまだ転職案件全体に占める割合はそこまで多くありません。
ですので、以下で紹介するような第二新卒に強い転職サイトも同時に登録をして、情報収集をすることをオススメします!
リクナビネクスト
リクナビネクスト(リクナビNEXT)は、いわずもがな転職サイトの最大手です。
リクルートが運営しているので、案件数の質と量の両方ともに非常に高い転職サイトです。
第二新卒や職歴なし、未経験、既卒で応募できる案件もたくさんあります。
みんな登録しているサイトなので、とりあえずまずはここに登録するのが必須です!
むしろ、転職活動をしている人で、リクナビネクストに登録していない人をみたことがないレベルです!
Doda(デューダ)
Doda(デューダ)は、リクルートの最大の競合であるパーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)が運営する転職サイトです。
リクナビネクストと同様、転職者の大体の方が登録しているので、第二新卒・既卒・職歴なし・未経験などでもとりあえず登録しておくとよいです。
ちなみに、リクナビネクストとは、意外と案件はかぶっていなかったりするんで、大手2つ同時にみんな登録しています!
あとは、このあと紹介しますが、エージェントサービスも合わせて利用すると、さらに転職案件の収集に役立ちます!
en転職
en転職は、エン・ジャパンが運営している転職サイトです。
こちらも、転職する方は大体が登録しています。
個人的な印象では、リクナビネクストやDodaよりも少し小さい目の企業もあります。
もちろん大手企業もありますが。
なので、比較的第二新卒や職歴のない方でも行ける案件が多いイメージです。
マイナビ転職
マイナビ転職は、マイナビが運営している転職サイトです。
大体、リクナビ、マイナビ、Doda、en転職の4つは、確実にどの転職者でも登録しているサイトという感じです。
別にそんな用語があるわけではないですが、勝手に4大求人サイトと命名しています(笑)
マイナビ自体は、転職エージェントもやっており、そちらは「20代、第二新卒の転職に」と大々的なキャッチコピーで売り出しているくらい、第二新卒層の転職に強い会社です。
なので、ぜひこちらの転職エージェントと合わせて活用されることをオススメします!
日経キャリア
日経キャリアは、日本経済新聞のグループの人材会社が運営している転職サイトです。
「日経」ブランドが強く、比較的大手企業や経験者の案件が多いのが特徴です。
ただ、ちょっと経験なしや既卒は厳しいかもしれませんが、未経験や第二新卒でも行ける案件も、豊富にあります。
少し学歴に自信がある第二新卒層で、大手企業への転職、金融やコンサルなどの専門職への転職でなら、日経にしか出ない情報も多々あるので、ぜひ使ってみるのもいいです。
いい就職.com
いい就職.comは、既卒・第二新卒専門の正社員就職支援サイトです。
登録者も17万人を超え、日本最大級の第二新卒向けの求人サイトとなっています。
既卒・第二新卒に特化しているものの、求人数は5,000件を超えており、幅広い選択肢の中から転職先を検討することができると同時に、知らない業界や気づいていない優良企業に巡り会えることが期待できます。
特徴としては、既卒・第二新卒に特化していることから、通常の転職サイトと違い、サポート体制がしっかりしています。
社風などの応募先企業の情報や内定までのフォローがあることが、初めての転職を検討している方から非常に好評です。
Re就活
Re就活は、「第二新卒・既卒がハンデにならない20代専門の就職・転職サイト」と謳っているとおり、第二新卒や既卒に強い転職サイトです。
就活生には馴染みのある東証一部上場企業の学情が運営している転職情報サイトになります。
もともとは新卒がメインのサイトだったこともあり、20代前半の登録が非常に多くなっています。
オススメの転職エージェント
また、第二新卒で転職活動をする場合、オススメなのは転職エージェントの活用です。
一昔前までは、第二新卒の案件が少なく、転職エージェントに職歴なしで申し込みすると、無下に断られるのがオチでした。
ところが、最近は、企業の第二新卒の採用ニーズも高くなり、ちゃんと転職エージェントでも相手にしてくれます。
また、転職活動する側としても、
- 非公開求人への応募ができる
- 面接や書類選考でのアドバイスがもらえる
- 書類選考を交渉して通過してもらえることがある
- 企業の事情や内情などの情報が豊富
などの多くのメリットがあります。
これらのメリットは、第二新卒に限ったことではないので、通常転職する方のほとんどは求人サイトで情報を集めつつ、実際は転職エージェントを使って転職をするのが一般的です。
転職エージェントにも、得意不得意な分野や業種・業態、層があります。
ここでは、第二新卒の転職に強い転職エージェントをいくつかご紹介していきたいと思います。
リクルートエージェント
まずは、何と言っても人材最大手リクルートキャリアが提供するリクルートエージェントです。
リクルートの最強の営業力と長年の実績を持って、幅広く大手優良企業の案件を持っています。
第二新卒にも対応しており、特に比較的大手や優良企業に行きたい方、コンサルタントや金融などの専門職にいきたい方などは登録するとよいかと思います。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、リクルートと競合の人材大手マイナビが運営する転職エージェントです。
近年は、20代、第二新卒に力を入れていることから、経験の浅い方や未経験などの方でも丁寧に対応してくれます。
案件についても、20代や第二新卒の案件を大変たくさん保有されているので、ぜひ登録してみて話を聞いてみるのがオススメです!
⇛マイナビエージェントの公式サイトはこちら
マイナビジョブ20′
マイナビジョブ20’は、マイナビエージェントと同様に、マイナビが運営しているサービスです。
20代に特化した転職支援を行っています。
マイナビエージェントと一緒に登録しても問題ありませんし、案件もかぶっていないようなので、合わせてこちらにも登録されることをオススメします!
Doda(デューダ)
dodaは、リクルート並ぶ人材最大手のパーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)が提供している転職エージェントです。
リクルートもそうなのですが、大手には大手しか取ってこれない案件があります。
私がdodaを通じて応募したことがあるところでいうと、JALの投資事業など、dodaのエージェントしか持っていない超魅力的な案件がたまに出てきます。
なので、第二新卒でそこそこの企業に転職したければ、リクルートエージェントとdodaの登録はMUSTですし、転職エージェントともちゃんとつながっておくべきです!
ハタラクティブ
20代のフリーター、既卒、未経験、第二新卒に特化した転職エージェントです。
人材大手のレバレジーズが運営しています。
特徴は、
- 正社員成功率80.4%の実績
- 書類選考通過率91.4%
- 未経験OKの企業のみで1,000件以上
- 支援実績40,000人以上
- ビジネスマナーから面接のコツまでサポート
といった点です。
実際にコンサルタントの方が訪問した企業のみを扱っているため、変なブラック企業とかの心配がありません。
また、実績が豊富なため、単に仕事を紹介してくれるだけでなく、5年後や10年後を見据えたキャリアの相談をしてくれます。
JAIC(ジェイック)
既卒・フリーターから優良企業を目指すなら、JAICです。
JAICでジェイックと読みます。
就職成功率80.3%、正社員就職支援実績14,882名と、かなりの実績を叩き出している転職エージェントです。
特に、経験が浅かったり、職歴のない方でも、しっかりと優良企業に転職している点が特徴的ですね。
メディアでも200回以上取り上げられており、大変信頼できる転職エージェントです。
ガイアの夜明け、News Zero、ワールドビジネスサテライトみたいな一流の番組に取り上げられているところがすごいところです。
第二新卒エージェントneo
第二新卒・既卒・フリーターに特化した転職エージェントです。
就職成功者15,000人以上、未経験OK求人5,000件以上の非常に実績豊富な転職エージェントです。
第二新卒エージェントneoの特徴としては、
- 専任の就活アドバイザーが相談に乗ってくれる
- 書類添削や面接対策がバッチリ
- 営業担当が実際に訪問した求人のみ
- 社会保険が無い、離職率が高い、若手を育てる環境
がないなどの企業は全てお断りしている
などです。
変なブラック企業にあたりたくないなら、こういうしっかりと企業をスクリーニングしている転職エージェントを使うのがいいですね!
Aidem Smart Agent(アイデムスマートエージェント)
Aidem Smart Agent(アイデムスマートエージェント)は、あまりメジャーではないのですが、それでも求人広告を40年以上手がけて来ている老舗の転職エージェントです。
老舗の転職エージェントゆえに付き合える企業も多く、求人数も25万社を超えています。
老舗ゆえの企業とのコネクションの強さも特徴で、情報収集も非常に評判がいい転職エージェントです。
フリーター、既卒、第二新卒の求人に非常に力を入れており、それらの方を対象にしたイベントもたまに実施しています。
東京、大阪、名古屋の大都市圏にしかオフィスはありませんが、地方の案件も意外と豊富で、全国をカバーしています!
Bizreach(ビズリーチ)
有料のサイトになりますが、Bizreach(ビズリーチ)もめちゃくちゃ第二新卒、既卒、経験無しというような方でも応募できる案件が多くあります。
最近めちゃくちゃCMを売っているビズリーチですので、知名度も結構上がってきましたよね。
最近でいうと、結構本気で転職活動をする方は、みなさん登録しているイメージです。
有料といいつつ、最初はキャンペーンで無料で使えることがほとんどです。
Bizreach(ビズリーチ)は、あらゆる転職エージェントが案件を登録しています。
大手の転職エージェントもそうなのですが、個人でやっていて、特定の業界や会社に強い転職エージェントにもリーチできるのが最大のメリットかと思います。
逆に、案件や登録している転職エージェントが多すぎて、選ぶのがめんどくさいというのがあります。
一応登録して、なにか気になる転職案件があれば、積極的にいろんな転職エージェントに会ってみるという使い方でよいのではないかと思います!
Type転職エージェント
Type転職エージェントは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職エージェントです。
こちらも大手の転職エージェントで、第二新卒の案件もそこそこあります。
リクルートエージェントやDodaで面談した転職エージェントと相性が合わないという場合は、Type転職エージェントなどにも手を広げてみるとよいですね!
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、外資系やマネジメントに強い転職エージェントです。
年収も800万円以上のハイクラスの案件を多く取り扱っています。
なので、正直未経験や既卒、第二新卒などには、少しハードルの高い転職エージェントだと思われています。
たしかに、既卒や経験なしの人には、JACリクルートメントはちょっと厳しい印象があります。
でも、第二新卒の方には、実はチャンスもごろごろある転職エージェントなんです!
というのは、JACリクルートメントが強いのは、外資系の企業。
外資系の企業は、基本的にあまり転職歴を気にしない傾向にあります。
どうしても日系企業だと、前職をあまりに短期間でやめているとマイナスのイメージが抜けないのですが、外資系企業はそんなこと全然気にしません。
海外では、短期間での転職がごく当たり前で、国によっては転職していない方が転職できない無能な人材と評価されることもあるからです。
第二新卒で、JACリクルートメントを使って、外資系の企業の魅力的なポジションに就くのは、結構オススメです!
英語転職
第二新卒の中でも、
- 第二新卒を気にグローバルな企業や環境で働きたい
- 大学卒業後に留学やワーホリをやっていた
- 英語が得意なので活かしたい
と言った方は、英語転職.comがオススメです。
外資系やグローバル企業、海外と関わりのある案件に特化した転職エージェントです。
第二新卒や若手がメインの転職エージェントではありませんが、ポテンシャル採用の案件に条件がハマれば、グローバルな転職ができる可能性が高いです。
Movin(ムービン)
外資系の投資銀行やファンド、戦略コンサルや業務コンサルなどのかなりハイクラスのポジションに行きたい方は、Movin(ムービン)がいいです。
第二新卒の中でも、学歴が高い方にオススメです。
意外と、外資系の戦略コンサルや投資銀行は、20代前半で学歴がよければ第二新卒でも全然問題なく行けたりします。
特に、メーカーなどの外資系の戦略コンサルのお客さんになるような大手企業で経営企画をやっていたとかなら、職歴は短くてもめちゃくちゃチャンスはあります。
また、そういう経歴がなかったとしても、頭さえよければ、過去の職歴に関係なくチャンスのある業界です。
そんな外資系の戦略コンサルや投資銀行などに得意な転職エージェントは、ここから紹介するコンコードやアンテロープ、Movin(ムービン)です。
特にMovin(ムービン)の特徴は、豊富な情報量と、面接対策です。
実際にローランド・ベルガーなどの戦略ファームにいたような方が、がっつりとケースを練習してくれます。
Concord(コンコード)
Movin(ムービン)と同様に、外資系のコンサルや投資銀行などへの転職といえば、Concord(コンコード)です。
そんなにMovin(ムービン)と大差はないので、どちらかを使えばいいかと思います。
アンテロープ
Movin(ムービン)やConcord(コンコード)と並ぶのが、アンテロープです。
若干、金融よりというか、コンサルよりも金融案件が多い印象です。
あと、わたしも実際にアンテロープのエージェントと話したことがあるのですが、若干の上から目線にいらっとしました。
少し第二新卒くらいの層には冷たいかもしれません。
転職エージェントを利用する際に注意すべきポイント
特に第二新卒で初めての転職の方は、転職エージェントの使い方がわからず、転職エージェントを十分に活用できていないケースが多々あります。
実は、転職エージェントをうまく活用することで、よりいい案件に出会えるんです。
なんどか転職していると、なんとなくわかってくるのですが、最初の転職のときはそういうことがわからず、いろいろと損をするものです。
ここでは、転職エージェントを利用するために、注意すべきポイントについて、解説していきたいと思います!
定期的にやり取りを続ける
まず、重要なのは、定期的にメールなどで転職の状況などのやり取りをすることです。
また、転職案件を紹介された際は、仮に興味がなく応募しない場合でも、お礼と今回は見送る旨のメールをするとよいです。
転職エージェントの方がお付き合いしているのは、あなただけではありません。
数多くの候補者とやり取りをしています。
そんな状況の中、いい案件があったときに、自分に連絡が来てくれるように関係を作らないといけません。
そう考えると、
- ちゃんと返信が来る人
- 定期的にやり取りをしていて、まだ転職活動をしていることが確実な人
- 採用される可能性が高い人
に案件を紹介しますよね。
採用される可能性は、これまでの経験などから判断されるのでどうしようもありませんが、それ以外で努力はしておいて損はないです。
「え?でも採用される可能性が高い人が採用されるんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
それは、あくまでも転職エージェントの意見で、実際には企業の採用担当者にうまくアピールできた者が採用されます。
転職エージェント側もそのことをわかっているので、少し自分の判断から広めの条件で声をかけます。
なので、まずは、転職エージェントとコンタクトを定期的にしっかり取り、ちゃんと案件を紹介してもらえるような関係を作っておくことが大切なんです。
転職に意欲を見せる
転職に意欲的な姿勢を見せておくことも、非常に重要です。
自分が転職エージェントだったとして、
- 「いいところがあればいつでも転職する気満々です!」
- 「一応いい案件があったら教えてください」
という2人がいたとき、どちらに案件を紹介しますか。
絶対に1の今すぐにでも転職する気満々な人ですよね。
2なんて言い方されると、若干いらっとされるとこもあり、場合によっては二度と案件がこなくなることもあります。
実際はどうでもよく、とりあえず転職する気があって、しかもいい案件を紹介してほしいなら、転職する意欲を見せておくことが重要です。
担当があわないときは切る
転職エージェントとは、転職のパートナーです。
なので、相性の悪い人と付き合う必要はありません。
- 返信がなかなか返ってこない
- 興味がないと言ってるのに、興味がない業種や職種の案件ばかり送ってくる
- 信頼できない
- なんとなく上から目線
- 志望動機書や面接などのサポートをしてくれない
など、相性あわないなと感じるタイミングはたくさんあります。
また、転職エージェントにも、得意な職種や業界があります。
自分の希望にあう職種や業界に強くなさそうなら、その転職エージェントはきりましょう。
いつまでもだらだら付き合っていても、時間のムダです。
転職エージェントも、転職活動している人がいろんなエージェントを使っていることを知っているので、切られることなんて、日常茶飯事です。
全然気にされることもないので、問題ありません。
「こいつは転職活動うまくいきそうだな」と思わせる
転職エージェントには、「こいつは転職活動うまくいきそうだな」と感じさせないといけません。
というのは、転職エージェントは、無料で利用できます。
その理由は、転職が決まったら、企業側からお金がもらえる仕組みになっているからです。
つまり、転職活動に失敗してくれると、1円ももらえないことになります。
「こいつ面接とか苦手そうだなぁ」
って思われたら、転職エージェントの忙しい時間をあなたに割いてくれなくなります。
もちろん、案件の紹介くらいはしてくれるかもしれませんが、積極的なサポートは期待できなくなります。
あとは、資格やスキルなどで嘘をついたり、信頼できない人を企業に紹介することもできないですよね。
そういうのも含めて、転職エージェントに、信頼され、かつ仕事できそうと思わせることで、より積極的なサポートを期待することができます。
複数の転職エージェントを使うことは問題ない
初めて転職活動をする方が、よく勘違いしていることのひとつが、転職エージェントを複数使えっても問題ないということです。
「え?でも、転職エージェントさんに悪いじゃないですか。」
ってよく言われるんですが、全然普通です。
ただ、紹介してくれる求人がかぶることもあり、その場合は先に紹介してくれた転職エージェントで応募するようにしましょう。
あとのところには、
「すでに別の転職エージェントさん経由で受けているので、すみません」
と伝えれば、全く問題ないです。
本当によくあることなので。
逆に、転職エージェントによって、持っている求人案件は全然違います。
もちろん、一部はかぶることも多いですが、転職エージェントさんの得意不得意、持っているネットワーク次第で、全然違う転職案件があります。
なので、思わぬいいチャンスにめぐりあうためにも、転職エージェントさんとは幅広く付き合うことがおすすめです!
転職エージェントや求人サイト以外の方法は?
基本的には、99%以上の方が転職エージェントや求人サイトを使っていますが、それ以外にも転職活動をする方法はあります。
積極的に使うつもりはありませんが、
「転職エージェントや求人サイトは使って頑張ってるんだけど、いまいちうまくいかないんだよね・・・」
という方は、ここで紹介する方法を試してみてもいいかもしれません。
具体的には、
- 公的な支援サービス
- 出身大学や高校、専門学校にあるキャリアセンター
- 転職サポートをしてくれるスクールにいく
- 公務員になる
という方法があります。
ただ、あんまり役に立たないことが多いです。
最終手段として、藁をも掴む思いの方は、このあたりにあたってみると、もしかするとチャンスがあるかもしれません。
公的な支援サービス
最近では、転職活動といえば、あたりまえのように求人サイトや転職エージェントを使います。
むしろ求人サイトや転職エージェント以外を使うことの方が珍しいです。
ただ、一応、公的な転職の支援サービスもあるにはあって、特に第二新卒・既卒・未経験・職歴なしだと、最終手段としてですが、利用するのもありです。
まず、代表的なのが、「ハローワーク」です。
これはめちゃくちゃ有名ですよね。
国の厚生労働省が運営する就職支援や雇用促進のためのサイトで、最近ではネットでも利用できます。
でも、みんな転職エージェントや求人サイト経由で転職するのが主流なので、最近は徐々に知名度も落ちていて、このあいだある知り合いから、
「ハローワークって、失業保険の認定をしてるだけじゃないんですね!」
って言われました(笑)
たしかに、転職エージェントや求人サイトに比較すると、なかなか求人の質はよくないのも事実です。
ただ、第二新卒・既卒・未経験・職歴なしだと、最終手段として使えるので、もし転職エージェントや求人サイト経由での転職活動に苦戦しているようなら、活用してみるものあるかと思います。
ちなみに、「ヤングハローワーク」というハローワークの若者に特化したやつもあります。
わかものハローワークともいいます。
正社員雇用を希望する若者を対象に、職業相談・職業紹介のほか、各種セミナーを行っています。
ただし、都内の3箇所(渋谷、新宿、日暮里)だけなので、地方にいるとなかなか苦しいですね。
あとは、一時期流行って、最近あまり聞かなくなってきていますが、「ジョブカフェ」や「サポステネット」などの厚生労働省や経済産業省の運営する若者の能力向上や就業促進、自立支援などのサービスもあります。
第二新卒とは少し違いますが、職歴なしで就職を考えている方は、こういう機関の活用も十分に有益かもしれません。
出身大学や高校、専門学校にあるキャリアセンター
意外と見落としがちですが、出身大学や高校、専門学校のキャリアセンターが、卒業生の転職をサポートしてくれることがあります。
もちろん、卒業生のキャリア相談に積極的な学校がある一方、なにもしてくれないところもあります。
いまから出身校を変えることは不可能なので、たまたま自分の出身校が卒業後のキャリア支援に積極的だとラッキーですね。
転職サポートしてくれるスクールにいく
最近では、プログラミングスクールのテックキャンプなど、短期間でスキルを身に着け、しかも転職先までサポートしてくれるところがあります。
プログラミングにかぎらず、ネイルやリラクゼーション、整体など、いろいろな就職に直結するスクールがあります。
また、資格試験やロースクールみたいな大学院にいくのも一つの選択肢です。
公務員になる
最後は、公務員になるという選択です。
公務員なら、国家公務員、地方公務員ともに試験に受かってしまえば、かなりの確率でなれます。
実際、多くの方が、既卒、未経験、職歴なし、第二新卒で、国家公務員や地方公務員になっています。
逆に、国家公務員や地方公務員の場合、年齢が若いことがメリットになります。
あいかわらず年功序列の色合いが強い省庁や地方自治体では、受験資格に年齢要件があり、たとえば、
- 国家公務員総合職試験:21歳以上30歳未満の方まで(平成29年現在)
- 東京都庁1類A採用試験:31歳まで(平成29年現在)
などの年齢制限がもうけられています。
ここに当てはまれば、経験がなかろうが、既卒であろうが、十分に可能性があります。
国家公務員や地方公務員の即戦力を求める中途採用もあり、それは年齢要件がなかったり緩かったりするのですが、経験が問われます。
なので、逆に、若い第二新卒くらいの時期が公務員になる最終チャンスだったりするんです。
失敗しないために口コミ・評判は要チェック
最後に、転職サイトを使おうと、転職エージェントを使おうと、絶対にやっておいた方がいいのは、社内の口コミや評判のチェックです。
「え??そんなことできるの?知り合いとかいないけど。」
という方には、キャリコネというサービスがあります。
簡単な無料登録は必要ですが、それだけで、日本中のあらゆる企業の評判や口コミが読めます。
それも、2ちゃんのような信頼できない口コミや評判ではなく、しっかりとその企業に在籍している社員や過去に在籍していたOBOGが書き込んだ信頼できる口コミや評判です。
二度と会社選びで失敗しないように、ぜひここの口コミはあらかじめ読んでおくべきです。
⇛無料登録すれば社員やOBOGからの口コミ・評判が読めるキャリコネはこちら
まとめ
第二新卒をうまくいかせる秘訣は、「覚悟と開き直り」です。
第二新卒だから、転職できないということはまったくなく、転職エージェントを活用していい案件を探し、あとは覚悟と開き直りで、しっかりと自分をアピールしてください。
そうすると、全然問題なく転職できます。
はじめての転職活動でいろいろ要領がわからないことも多々あるかと思いますが、とにかくやってみることです。
今回転職エージェントの活用方法なども紹介しましたが、実際失敗しても転職エージェントは他にいくらでもいますし、受けるポジションもいくらでもさがせばあります。
本気で転職するなら、とにかくやってみることです!
やっていくうちに、実は自分の本当にやりたかったことが見えるかもしれませんし、めちゃくちゃいい案件が見つかるかもしれません。
でも、なにもやらないと、現状のまま。
まだまだ第二新卒や既卒、職歴なし、未経験の層は人生長いので、まだまだ失敗しても取り返しがつきます!