転職活動では面接担当者だけが面接官ではない!?意外なあの人も合否に関係していた!


転職活動での面接は、採用される会社の会議室で面接が行われることがほとんどです。
でも、中小企業とかなら、実際に働く場所で面接することもあります。
そうすると、面接で会社にいくと、実際の面接を担当する方以外の方とも会うことがあります。
面接の合否には、面接担当者が強く関わっていることはもちろんですが、実は意外な人が合否に関与していることもあるのです。
なので、社内にいるときには、基本的に面接中であろうがなかろうが、気を抜かないことが大切です。
今回は、そんな転職活動の面接で合否に関係している意外な人について解説していきたいと思います。

⇛一番オススメの転職エージェントはこちら

面接は会社のエントランスから始まっている

転職者が面接に訪れると、会社のエントランスで「訪問者」カードやバッジを受け取り中に入ります。
大きなビルにいくつもの会社が入っている場合は、訪問者カードやバッジは個々の会社で受け取るため、エントランスには守衛さんが立っているだけかもしれません。
ほとんどの転職者は、個々の会社に入ったときから「みられている」という意識が湧き出てくるものです。

しかし実は、このエントランスから面接は始まっていることがたまにああるのです。
転職者は、大きなビルにはかなりの人達が働いているため、守衛さんからみれば自分自身もたくさんの社員の中の一人にしか見えていないだろうと思いがちです。
しかし、守衛さんは毎日同じ場所に立って出勤してくる社員に挨拶をしています。
そのため、ほとんどの人達と顔見知りになっていることが多いのです。

守衛さんの多くは、長期間にわたって同じ会社で働いています。
中には、会社の上層部よりも勤続年数が長く会社の内情に詳しくなっている人もいるのです。
また、守衛さんは会社とは一定の距離があるため、上層部の人達とも気兼ねなく話をしていることもあります。
守衛さんは、転職面接に訪れた転職者が社外の人であることは一目でわかっています。

そして、どういう人物かをそれとなく観察していることがあります。
面接が終わった後、上層部の人の中にはタバコを吸ったり休憩するために外出する人もいます。
ちょっと出かけるときに、

「さっきの人どう思う?」

という軽い会話がされることもあかもしれません。
守衛さんは、直接合否判定するわけではありませんが「きちんと挨拶ができる人でしたよ」と言われるか、「携帯で話しながら入っていきましたよ」と言われるのとでは、合否に影響が出る可能性もあるのです。
転職者の中には「守衛さん」は、会社の関係者ではないと思う人もいますが、実は関係者ではないからこそストレートに物事を言える人でもあるのです。

めったにないケースかもしれませんが、念のため、ちゃんと気を使っておくといいかと思います。

面接担当者は会議室だけじゃない

大きな会社やテナントが入っている会社には、フロアごとにトイレが設置されています。
面接が終わって一安心し、トイレに入ることもあれば、面接前の化粧直しにトイレに入ることもあるでしょう。
そんなとき、トイレのどこに面接担当者や採用担当者が入っているかわからりません。

間違っても携帯電話やスマートフォンで通話をしないようにしましょう。
どんなに面接では、正しいきれいな言葉を使っていたとしても、電話で「今日の面接は超むかついたよ。」なんていう言葉を言っていたのでは、評価が変更される可能性もあります。
会社のビルにいる段階では、「まだ油断できない」と思っている必要があります。

そして、もしもトイレで人と会ったときには挨拶をするようにしましょう。
会社のトイレには、清掃業者が定期的に入って清掃を行っています。
清掃担当者と鉢合わせしたときには、トイレを使用していいのかを確認してから使うようにします。
転職面接に来た人の中には、清掃担当者は合否に関係ないと思い込み、ぶっきらぼうな態度でトイレを使った人がいました。
その姿を偶然に目撃した採用担当者は、その後の面接で模範的な面接を行った転職者に対し「不合格」の決定をしたという話をきいたことがあります。
その話では、偶然にトイレで転職者を目撃した採用担当者は、実は採用決定権を持っていた人事部長でした。
トイレでの一件を知らない面接担当者は、模範的な面接を行った転職者に満点の評価を出しましたが、不採用となったそうです。

これもそんなにしょっちゅうあるわけではありませんが、念のため、社内にいるときは、どこに目があるかわからないので、気を抜かないようにしましょう。

肩書の低い高いは関係ない

採用に関わる人は、肩書の高い人から低い人までさまざまです。
社会人経験が長く、会社組織の上下関係をよく知っている人ほど、肩書が上の人の決定権が強いことを知っています。
そのため、つい肩書が上の人に気に入られようと思いがちです。

しかし、肩書が上だから決定権があるかどうかは、会社や部署によって違うのです。
部署によっては、採用後の人間関係を潤滑にするために上層部よりも現場スタッフに転職者の印象を聞いてみることもあるのです。
会社を訪れたときには、肩書によって態度を変えたりすることがないようにしたいものです。

まとめ

今回は、転職活動で、面接担当者以外にもちゃんと気を抜かず接した方がいいということを解説してきました。
転職面接は、会社の勤務時間中に行われます。
閉鎖された別室やときに別会場で行われる新卒採用とは異なり、普段の社員が働いている会社の中に入っていくことができるのです。
転職者からみれば、面接は実際の会社の雰囲気を見られる絶好のチャンスです。
しかし、会社の現場に入るということは「すべての社員が転職者に注目している」ともいえるのです。
社内にいる間は、どこにいても気を抜かないようにしましょう!