転職活動の面接でよく聞かれる質問「日常生活に関すること」の上手な答え方は?


転職面接の面接担当者は、転職者の人間性や性格を見抜くために「日常生活について」の質問をされることがあります。
なんでそんな仕事と関係ないのかと思う方もいらっしゃいますが、日常生活を知ることで、その人の価値観や特技を知ることができるんです!

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今回は、日常生活に関する質問の具体例を挙げて、上手な答え方を解説していきたいと思います!

履歴書の「趣味と特技」欄は必ず記入する

日常生活のことを知る情報源として、履歴書の趣味と特技欄があります。
業務に関係がないようにみえる項目であるため、中には空欄のまま提出する人もいます。

しかし、趣味と特技は、その人の好きなことやよくやることであるため、日常生活を知る大切な項目なのです。
例え業務に関係がないことであっても、必ず記入しておくようにしましょう。

趣味や特技を持っている人は、生活にゆとりが感じられます。
お金がかかる趣味でなくても、時間と心にゆとりがなければ趣味を楽しむことはできません。
心にゆとりがある人は、採用担当者から見れば「採用したい人」でもあるのです。

もしも記入できるような趣味や特技がない場合は、興味があることでもかまいません。
最近見た映画やスポーツでも、興味を持ったことについて話すようにします。

「休日はどうしていますか?」は交友関係を聞いている

日常生活に関する質問の中でも、「休日の過ごし方」について聞かれることはよくあります。
休日は、自由に使える時間であるため、その人の価値観がそのままあらわれるのです。

休日の過ごし方について聞かれたときに、一番理想的な答え方は、

「友人と釣りに行きます。」

「友人と美術館巡りをします。」

など、「友人と」という言葉を使うことです。

なぜか「友人」という言葉を使うかというと、友人が多い人は、人から好かれる性格であると思われます。
また、友人について話をするときには、友人の数が多いということだけでなく、どれほどの深い付き合いをしているか具体的なエピソードを交えて話すといいでしょう。
社交的で、かつチームで仕事をしても、問題ない人格であることをアピールしてください。

いつも同じ友人ではなく、

「グループで出かけることが多い」

と言った方がさらに印象はよくなるでしょう。
さらに、

「友人と釣りに行きます。」

という答えは、広い交友関係にプラスして趣味についても触れることができています。

ただし、休日を趣味に費やすとなると、それ相当に腕にも自信があるものです。
つい自信をもって、得意げに趣味について話したくなりますが、面接の時には自慢話には注意しましょう。

交友関係は人間関係であり、その人の人間性がそのままわかるものです。
人に好かれる人は、どんなところでも好かれる傾向があります。
会社に入ったときに、良好な人間関係を築くことができるかは、採用の大切な基準なのです。

ごくたまに、

「家でゆっくりと休みます」

と答える人もいます。
一般的には、一番多い休日の過ごし方かもしれませんが、面接の時には適した答えではありません。
活動的ではない印象を与えるだけでなく、不健康な印象まで与えかねません。

「日常生活で気をつけていることはありますか?」は社会人レベルを探っている

日常生活の中で気をつけていることを聞く目的は、「社会人であることを自覚できているのか」を探っています。
たとえば、日常生活で気をつけていることを聞かれた際に、

「お酒の飲み過ぎに気をつけています」

と答えるのでは、レベルが低い印象です。
そんなの誰にでも答えられますし、戦略的にアピールできていません。
自分が生きていく中でのモットーを述べる意気込みで答えるといいでしょう。
例えば、

「何かを決断するとき、その決断が周囲にどのような影響を及ぼすかを考えるようにしています。」

と答えれば、日常生活だけでなく、仕事上でも役立つ習慣のように感じられるでしょう。
どちらが好印象を面接官に与えられるかは一目瞭然ですよね。
日常生活をきちんと過ごせている人は、「信用できる」と思われるのです。

まとめ

今回は、転職活動の面接でよく聞かれる質問「日常生活に関すること」の上手な答え方について、解説してきました。
転職活動の面接での日常生活に関する質問は、

「仕事と関係ない質問だから、そんなに重要じゃないんじゃない?」

とよく思われがちですが、そんなことはありません。
面接官は、その質問を通じて、戦略的に候補者のことを聞き出そうとしています。
なので、逆に、何気ない質問でも、その質問に戦略的に答える必要があります。

日常生活に関する質問は、プライベートの範囲でもあるため、面接担当者は質問のしかたに気を使います。
日常生活については正解がないため、答えらえる範囲で臨機応変に答えるスキルが必要なのです。
たかが日常生活の質問と思わず、自分をより戦略的にアピールできるように、活用していくことが必要です!