第二新卒では直接応募と転職エージェント経由のどっちがいい?


第二新卒で転職活動をする際、直接応募と転職エージェント経由のどちらがいいのかを考えてみたいと思います。
通常の転職活動なら、圧倒的に転職エージェント経由がいいのですが、第二新卒の場合は中小企業に転職を希望する場合は直接応募の方がいい面もあります。
とはいいつつ、全体的にみると、転職にあたってのアドバイスももらえますし、特にある程度の事業規模のある大手企業とかなら直接応募かどうかなんて気にしないので、圧倒的に転職エージェント経由で第二新卒でも応募するのがオススメです。
今回は、そんな第二新卒における直接応募と転職エージェント経由について、解説していきたいと思います。

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選考の手ごたえを実感できる直接応募

直接応募のメリットは、応募者本人と、採用担当者が直接やりとりをするため、話の進みが早いという点が挙げられます。
転職エージェントが介在すると、やはりその分どうしてもプロセスが増えるため、時間がかかる面も出てくるもの。
そういった意味では、直接応募のほうが自分で手ごたえを感じたり、反省したりしながら選考を進められるため、落ちてしまった場合も諦めがつくと感じる方も多いようです。

ただ、第二新卒という点をマイナスに感じている方にとっては、つい自信がなくなりがちなものです。
それを逆手にとってアピールすることが難しい方もいらっしゃいます。

  • 「新卒で入社した会社をすぐに退社したなんて、心象が悪いのでは」
  • 「根性が足りないと思われないだろうか」

たくさんの応募者と接している採用担当者は、そんな不安を抱いている人のことを簡単に見抜くことができます。
そういった点を多角的に分析し、アピールポイントにつなげてくれるのが転職エージェントです。

転職エージェント目線でマイナスをプラスに

「マイナス面になりえるポイントを上手にフォローしてくれる」それが、転職エージェントであることは、お判りいただけたでしょうか。
在職期間が短かかったとしても、どのように仕事に向かい、そしてどういった考えて転職を決意したのかを第三者の目線でアピールポイントする方法をアドバイスしてくれます。
いくら理由を述べても、正当化しているように聞こえるのではないかと不安に感じる方も多いでしょう。
ですからこの第三者目線のコメントは、大きな後押しとなります。

ハイスペックな人材を期待される面も

直接応募とは違い、転職エージェントを経由して採用すると、採用が決まった時点で企業側は転職エージェントに対して採用者の年収の2、30パーセントを成功報酬として支払います。
「高い!」と感じられるかもしれませんが、自社で応募を掛け、採用試験をし…と、たくさんの費用と労力をかけて一人を採用することを考えれば「採用プロセスの効率化」という意味で、企業側にとってもありがたいシステムなのです。
しかも、転職エージェントが太鼓判を押している優秀な人材確保が可能な分、この手数料は企業側も納得の額という訳です。
特に大手企業であれば、このくらいの費用はなんでもありません。
中小企業の場合、社長の一声で「手数料を払うなんて」と却下される恐れもありますから、中小企業を狙う場合は転職エージェント経由で応募する前に、採用情報が公式ホームページなどにアップされていないかを確認するようにしましょう。
直接応募の窓口が開いていれば、そちらからアプローチしてもいいかもしれません。

直接応募と転職エージェント経由

直接応募と転職エージェント経由の応募の両方が出ている場合、どちらで応募するのがいいのでしょうか。
あらゆる面でアドバイスをもらえる転職エージェント経由の応募は、心強さという面では文句ありません。
中小企業を志望している場合は、転職エージェント経由よりも直接応募の方が、自分の熱意を直に伝えられる分、採用されやすいという面もあります。
どちらの応募方法にもメリットとデメリットがありますから、それをしっかりと理解した上で、応募先企業がどのような風土の会社であるかもよく見極めるようにしましょう。

それぞれのメリットは?

ここで、直接応募と転職エージェント応募、それぞれのメリットについて考えてみましょう。

直接応募は、なにより自分が軸になって動きますから、自分の思いや考えを納得のいく形で伝えることができるというメリットがあります。
また、転職活動は会社が自分を選ぶだけでなく、自分も会社を選ぶものであるという面から考えると、直接企業とやりとりをする機会の多い直接応募のほうが、会社を深く知る機会が多いとも言えるでしょう。

では、転職エージェント応募はどうでしょうか。転職エージェントは、「推薦書」というものを作成し、先方に渡してくれます。
これは学歴や職務経歴書、資格などでは分からないような人となりや、仕事に対する意欲、企業に対する思いなどをまとめたもの。
この推薦書は、本人が言っても説得力があまりないような項目ばかりですから、第三者のお墨付きを得られるという点では大きな強みとなると言えるでしょう。
転職エージェントは、その人物を「責任をもって推薦します」というスタンスで、転職活動をサポートしてくれます。
この大きな後ろ盾の元、安心して転職活動ができるというのは魅力と言えるでしょう。

まとめ

志望している企業が直接応募しか扱っていなければ、直接応募するしかありませんし、自分が直接応募したいと思っていても、転職エージェント経由しか募集を掛けていなかったら転職エージェントに依頼するしかありません。
そして「どっちを選ぶのが正解!」とは、一概には言えないものです。
先ほど述べたようなメリットも加味しつつ、もし幸運なことに両方の道が用意されていたら、企業の体質を熟慮の上、選択するようにしましょう。