Fラン大学卒でしかも、新卒3年以内で転職する第二新卒というと、やはり不利なイメージがあります。
正直、どちらかの要素だけなら全然問題はないのですが、その両方があわさると、たしかに普通の第二新卒などよりも転職活動は不利になることが多いかと思います。
ただし、不利なだけで、無可能なわけでは決してありません。
特に、最近は大学名をそんなに気にしない企業も増えているので、大切なことは「できない理由」ではなく、「できる理由」を考えることです。
Fラン大学卒＆新卒3年以内で転職する第二新卒でも、十分に転職は可能です。
今回は、そんなFラン大学卒＆新卒3年以内で転職する第二新卒について、解説していきたいと思います。
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大卒の中にもランク分けがある
転職の際に必ず提出する履歴書、そこには学歴を記載する欄があります。
学歴不問の募集も中にはありますが、たいていの場合は大卒以上、高卒以上等、学歴によって応募の線引きがなされています。
まず、大学を卒業していれば大卒以上の求人に応募できます。
しかし、大卒であれば有名大学であってもFラン大学であっても差はないのかというと、大卒の中でも学歴にランク分けがなされています。
学歴なんて関係ないなどと言われる場合もありますが、偏差値の高い大学を卒業していれば、誰でもこの人は頭の良い人なんだなと一目置くはずです。
仮に同じ年齢、同じような職歴の有名大学出身者とFラン大学出身者が応募してきた場合、どうしてもFラン大学出身者の方が霞んで見えてしまうのは否めません。
Fラン大学卒＆第二新卒は転職に不利？
第二新卒者は、近頃は新卒と中途採用以外にも新たに第二新卒としての募集枠が設けられるほど企業の中では認知され、積極的に採用もされるようになりました。
しかし、入社後3年以内に退職しているということは、
「また次の会社に入ってもすぐに辞めてしまうのでは？」
という疑念を抱かせてしまいます。
短い期間での転職は、何か問題があった場合に自ら解決しようとはせずにすぐにあきらめてしまうのではないかという印象を与えます。
働いていればすべてが順調に進むことは少なく、誰もが何らかしらの壁にぶつかります。
その壁を乗り超えるために考え、努力し、試行錯誤することが自身の成長につながり、それを繰り返すことでキャリアを形成していきます。
この過程を通らずに、壁に当たったら辞めるという選択肢を選ぶということは、進んで努力をする人ではないのではという印象になります。
そんな中、学歴も高学歴と言われる大学の出身者は、勉強を頑張り、努力を重ねた結果として良い大学に入学し、卒業したという評価になるのです。
ところが、Fラン大学卒の場合には、勉強について継続した努力をあまりしてこなかったのかというイメージにつながります。
加えて、短い期間での転職となる第二新卒では仕事の経験値が高いわけではないため、キャリアを評価するのが難しくなります。
そうなると、学歴が採用の評価基準に大きく関係してきます。
したがって、Fラン大学卒、かつ第二新卒となると、転職には決してプラスなイメージにはつながらないのが正直なところです。
Fラン大学卒の第二新卒が転職に成功するためには？
でも、不利なことと、不可能なことは違います。
たしかに、Fラン大学卒＆新卒3年以内で転職する第二新卒は、普通の第二新卒に比べて不利になることは多々あるかと思います。
でも、転職できないわけではありません。
ここでは、どうすれば、Fラン大学卒＆新卒3年以内で転職する第二新卒でも、転職活動に成功することができるのかを解説したいと思います。
業種・職種を見極める
まず、応募の段階で有名大学、高偏差値の大学以外を受け入れにくい企業や職種を目指すことは、無謀です。
歴史のある老舗企業、コンサルティングファーム、総合商社、銀行などは特に学歴を重視する傾向にあります。
また、同様に専門コンサルタントや金融系のアナリスト、投資業務などは、深い思考能力や迅速かつ論理的な分析が必要とされ、学歴が重視されるといわれています。
逆に、学歴がそれほど重視されない業界としては、ITベンチャーやWEB系、サービス業、不動産販売業などがあげられます。
また職種としては、営業、販売職、クリエイティブ職などがあげられます。
Fラン大卒の第二新卒者にオススメなのは、営業職です。営業は商品やサービスの知識はもちろんですが、それ以外に営業的センスが必要になってくる職種です。
いくら商品やサービスの良さを列挙しても、その魅力が相手に伝わらなければ意味はありません。
営業職は学歴不問の募集も多く、それは対人コミュニケーション能力や場の空気を読む力など、学校で学んだ知識以外の能力が必要になる仕事だからです。
そして、学歴に関わらず成功した実績が多いことの裏返しとして、学歴不問での募集が多いということになるのです。
転職エージェントを利用する
効率よく転職活動を成功させるためには、使わない手はないのが転職エージェントです。
第二新卒の求人を多く扱うところもあり、また学歴を重視する企業なのかどうなのかについても把握している転職エージェントはFラン大学出身者にとっては大きな味方になります。
応募をする企業についてもまずエージェントが選定してくれるので、無鉄砲に多くの会社に応募する手間はなくなります。
また、職務経歴書の書き方や面接の応対の仕方等も細かくアドバイスをしてくれます。
第二新卒は、新卒とは違って100%ポテンシャル採用をされるわけではありません。
したがって自分は何ができるのか、自分の強みは何なのか採用担当者に自分自身をアピールしなければなりません。
第一関門としての書類審査を突破する上で、職務経歴書の書き方はとても重要になります。
どのように経験した仕事内容を記載すれば、採用担当者の目に魅力的に映るのかエージェントが的確なアドバイスをしてくれます。
これまで数々の受かる職務経歴書を見てきたエージェントのサポートは、とても心強いものです。
面接においても、第二新卒者にとってなぜ前職を退職したのか、退職理由を明確にポジティブに説明できることが大きなポイントになります。
志望動機や今後のプランなど、面接で聞かれやすい項目やその際の理想的な回答など、エージェントが細かにアドバイスをしてくれるでしょう。
Fラン大学卒業者の転職を成功させた実績のあるエージェントでは、学歴に頼らず自分をアピールするノウハウも蓄積しています。
上手く転職エージェントを利用することも転職を成功させる鍵となるでしょう。
まとめ
今回は、そんなFラン大学卒＆新卒3年以内で転職する第二新卒について解説してきました。
たしかに、Fラン大学卒＆新卒3年以内で転職する第二新卒は、圧倒的な不利な状況での戦いになることは否めません。
でも、不利なことと、不可能なことは違います。
不利ではありますが、しっかりと業種業態や会社を選び、転職エージェントの方などのサポートを受ければ、かなりの確率でしっかりと転職先は決まります！
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