転職活動する人の大疑問「転職組は昇進できる?」を検証!


転職して入社するということは、中途採用になります。
そのため、同じ歳の同僚であっても会社での勤務年数は少なくなるのです。
転職する人の多くは、上昇志向があり、さらに高みを目指すために転職をします。
転職後の昇進については、とても興味があることであり、心配な点かもしれません。
今回は、転職組の昇進について、検証してみたいと思います。

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「最終目標がどこか」によって達成度は違う

「昇進したい」と思う人は多いのですが、最終目標には若干違いがあります。
昇進の最終目標が役員クラスになりたいと思っている人もいれば、社長にまでのぼりつめたいと思う人もいるかもしれません。
中途入社した転職組が、中途入したことが昇進の足を引っ張るという心配はしない方がいいでしょう。
ただ、転職した年齢によっては昇進の天井がみえてしまうこともあります。
例えば、40代で転職した人ならば、まだまだ伸びしろと伸びる時間があるため、転職組であっても十分に役員クラスまで昇進する可能性はあるでしょう。
しかし、50代半ばで転職したら、役職定年までの時間が残されていない可能性が高くなります。
多くの会社では、役職定年といわれる「役職の定年」が55歳ごろに決められています。
役職定年が55歳の場合、55歳の時点で得た肩書で役職は終了になり、それ以降は「参事」という肩書で会社員生活を過ごすことが多いのです。
役職定年になったら、昇進する見込みは少なくなりますが、肩書を意識せずに定年退職までのときをゆっくりと過ごすことができるメリットがあります。
転職先で役員クラスまで昇進したいと思う人は、昇進するためにどれくらいの時間が残されているのかを考えておくことも大切です。

40代50代の転職で役員クラスを目指すならば「転職方法」から要チェック

40代や50代からの転職ならば、それなりの人脈をもっているでしょう。
また、即戦力となれるだけの実力ももっているはずです。
一般的に転職活動は、転職サイトやハローワークなどから自分で求人情報を探し出して、応募する方法です。
しかし、自分からアプローチする方法は「転職者が条件をのむ」受け身型になる傾向があるかもしれません。
転職者の方が有利な立場で転職活動をしていくことができれば、入社当初からそれなりの肩書を得ることができ、中途入社であっても役員クラスまで昇進することも夢ではないのではないでしょうか。
転職者が有利な立場で転職活動をするためには、「どうかわが社に来てください」と言ってくれる会社を探す必要があります。
自分の能力を必要としてくれる会社を見つけ出すことが、いかに昇進できる可能性を持っている転職ができるかのポイントになるのです。

新卒採用組だけが役員クラスになる時代は終わった

一昔前は、会社の管理職以上になれる人は、「新卒採用されてずっと同じ会社で働き続けてきた人」ということが多かったかもしれません。
しかし「永年雇用」という言葉が一般的でなくなったころからは、単に勤続年数が長いということだけでは、昇進できる材料にはならなくなったのかもしれません。
昔のように「転職組は、よそから来た人」という時代は終わり、能力とやる気がある人が昇進する時代になったのではないでしょうか。
ただ、役員クラスや経営陣の一人になるまで昇進することを目標として転職する場合には、一族経営ではない会社を選ぶほうがいいでしょう。
一族経営とは、会長や社長が同じ一族であり、代々親子で経営陣が構成されている会社です。
一族経営の会社では、どんなに実力があってもなかなか経営陣の中に入ることは難しいでしょう。

転職組だからこそ実力勝負の「昇進」に強い

会社員である以上、「昇進したい」と思うことが当たり前と思われていましたが、最近の若い人は「昇進すると責任や仕事量が増えるから、昇進はしたくない」と考える人も多いようです。
転職組は、「自分をよりよい環境の中に入れたい」「もっと仕事がしたい」と思うからこそ、慣れた会社を辞めて、新たな職場を求めて転職をします。
つまり、転職組の人たちは「上昇志向が強い人」であり「実力勝負を好む人」が多いのかもしれません。
昇進するには、ある程度の負けん気の強さと競争が必要です。
安定を求める人たちよりも、転職組の方が「昇進」を取り巻く変化やストレスには強いのではないでしょうか。
最近は、長年勤めてきた社員の上司として、転職組の人が採用になることもあります。
「転職組は昇進できない」という考えは時代にあっておらず、現代は「実力がある転職組こそ昇進できる人材」と考える時代になっているのかもしれません。

まとめ

今回は、転職活動する人の大疑問「転職組は昇進できる?」について、検証してきました。
最近は、入社時期や勤続年数で呼び方を変える「新卒採用組」「中途組」「転職組」という言葉も聞かなくなってきました。
それだけ転職が一般的になってきたといえます。
なので、転職が昇進や仕事に不利になる時代は、完全に終わったと考えていいケースが増えているように思います。
もちろん、業種業界によっては、年功序列で新卒採用組が必ず出世する会社もあります。
事前にそのあたりの情報は、転職エージェントが教えてくれるので、情報収集してから転職するかを決めればいいかと思います。