タイ・バンコクで働くってどう?転職活動の方法は?転職エージェントや求人サイト、現地採用・勤務の実態全て!


タイ・バンコクが好きすぎて向こうで働きたいけど、どうすればいいのかわからないという方に、実際のところどうなのかを解説したいと思います!
その上で、やっぱりタイ・バンコクで働きたいという方に、転職エージェントや求人サイトを紹介していきたいと思います!

⇛タイ・バンコク転職で一番オススメのエージェントは実はこれ!

私も数年ほどタイ・バンコクに月1くらいで通っていました。
タイ・バンコクが好きすぎて、本気でタイ・バンコクに就職しようと、実際に転職活動まで現地でしました。
その後、内定をもらうところまできたんですけど、さすがに家族の反対にあい、断念したことがあります。

その時に、現地の人脈を駆使していろいろ徹底的に調べたのと、その時の体験談を踏まえて、タイ・バンコクへの転職について解説してきたいと思います!

タイ・バンコクで就職することは可能?難しい?

いろいろな転職エージェントや転職サイトがタイ・バンコクの転職について書いてますが、結局タイ・バンコクに就職することって可能なんですか?
それはね、時期次第だけど、いまのところはそんなに難しい印象はないな。つい最近も、ぼくの友達でタイ・バンコクのIBMに転職できた人も、すぐに転職が決まったって言ってたよ。
そうなんですね!やっぱり成長してる国だからとかなんですかね。
成長してるからというより、需給の問題だから、日本人でタイ・バンコクに転職したいという人が増えてはいるけど、まだまだ需要に追いついてないだけだろうね。今後、日本人でもう東京で働くのが嫌になった人とかで、タイ・バンコクで仕事がしたいという人が増えれば、その分就職は厳しくなるよ。
そうなんですね。どうしても海外転職って難しいのかというイメージがあったのですが、チャレンジしてみる価値はありそうですね。
そうだね。いまいまでいうと、外国語ができなかったり、コネがなかったり、職歴があまりない人とかでも、なんとかなってる印象があるな。もちろん、需給とかによって変わるけど、いまはまだ本気でタイ・バンコクに転職したいと思う覚悟があるなら、仕事を見るけるのはなんとかなる感じだろうね。

タイ・バンコクの企業にはどんな会社が多い?

タイ・バンコクで働きたいなら、現地にはどんな会社が多いのかを知って置く必要があります。
例えば、自動車会社で働きたいのに、沖縄での就職を頑張ろうと思っても、無理なイメージです。
やはり自動車会社が集積している広島・大分・愛知・神奈川などの都市ではないと、自動車会社での求人を見つけるのは難しいですよね。
それと同じで、タイ・バンコクにある業種の会社に応募するしかないので、まずはタイ・バンコクにどんな会社が多くあるのかを知っておくといいです。

タイといえば、自動車や電機メーカーのイメージがある方も多くいらっしゃると思います。
全体的に、メーカーや製造業が多いですね。
あとは、メーカーや製造業が多いので、そこに部品を供給する商社なんかも数多く立地しています。
最近でいうと、IT系の会社やコンサルティング会社も多く進出しているので、そのあたりで求人を探すことはできます。
あとは、ベタに日本人向け情報誌やレストランなどです。

一方で、投資銀行やヘッジファンドなどの金融機関で求人を探したりというのは厳しいです。
そのあたりは、タイ・バンコクではなく、ほとんどがシンガポールにあります。
そういう職種で転職を考えられている方は、タイではなく、シンガポールで探されることをオススメします。

これまでは自動車や製造業などが多く立地していたのですが、タイ政府の方針として、より高付加価値な産業を国内に呼び込もうとしています。BOI(Board of Investment)の税制優遇についても、自動車などの優遇を廃止し、より高付加価値な産業への優遇に切り替えていますので、今後はそういった産業の拡大とともに求人も増えるかもしれません。

タイ人の働き方ってどんな感じ?

もしタイ・バンコクで働くことになれば、スタッフや同僚、部下にタイ人がきっといることになりますよね。
また、企業はチーム戦なので、どうしても現地スタッフの働き方に企業文化が染まっていることもあります。
いい悪いは別にして、タイ人の働き方を予め知っておくことは、タイ・バンコクで本当に働きたいか考える上で、非常に参考になることでしょう。

タイ人の働き方の特徴は、

  • プライドが高い
  • 女性が強い
  • 時間にルーズ

という点です。
その国その国の特徴を日本と比べても仕方がないので、できれば日本と比べたりせず、そういうものだと理解して受け入れることが大切です。

プライドが高い

まずは、なんといってもプライドの高さです。
タイ人はめちゃくちゃプライドが高いです。
ミスは認めず、言い訳をめちゃくちゃしてきます。
しかも、人前でしかったりも絶対にしてはいけないです。
変な叱り方をすると、次の日から来なくなったり、恨みを持たれます。

また、いまだに階級社会で、それなりの方と会うときには、必ずネクタイをしないといけません。
もし、目上の方などに適当な会い方をすると、その場ではニコニコしていても、二度と会ってくれません。
そういうプライドの高さがいろいろな商慣習などにあるので、日本での働き方とは異なる部分もたくさんありますが、めちゃくちゃ勉強になると思います。

繰り返しますが、日本と比べても仕方がありません。
そういうものです。
東南アジアでもそういう国はいくつもあります。

時間にルーズ

これもよく日本人の現地採用の人が最初イライラするポイントなのですが、時間にめちゃくちゃルーズです。
タイ人がルーズというより、日本人がきっちりしすぎているんですよね。
しかも、遅刻することが当たり前という考えを持っているのか、遅刻しても全然悪びれる様子もありません。

しかも、遅刻をめちゃくちゃするくせに、定時だけはバッチリ守るんです。
仕事が残っていたら残業するのが当たり前と考える日本人とは異なり、定時にかっちりと仕事を切り上げる文化があります。
なので、勤勉なイメージは全くないので、チームマネジメントをする際に、苦労することがよくあります。

女性が強い

意外に思われるかもしれませんが、タイは女性が強い社会なのです。
国王がすごく尊敬されている国なので、男系の男社会かと思いきや、女性が実は強いんですよ。
男性はむしろあまり勤勉には働かず、女性が真面目に働くことが多いです。
なので、最近のホワイトカラーの会社では、女性の割合が高いのが特徴です。

求められる英語力は?

タイ・バンコクで働くのに求められる英語力は、そんなに高くありません。
なぜなら、ほとんどのタイ人の英語力がそんなに高くないためです。
タイ・バンコクで英語ペラペラの人って、日本で英語ペラペラの人を探すようなイメージです。

特に日系企業の現地法人で働く場合は、日常会話レベルの英語で問題ありません。
もちろん職種によりはしますが、一般的な話をすると、タイ人スタッフとのコミュニケーションや、英語でのメールのやり取りができれば問題ないケースが多いです。

そもそも、多くの日系企業は、タイの現地法人だけでなく、日本企業をあいてにビジネスをしています。なので、そういう日系企業にいくと、社内のスタッフこそタイ人ですが、顧客先や営業相手はほとんど日本人なんてことも。仮にそれがグローバルな外資系企業でも、タイ・バンコクでわざわざタイ語すらまともにできない日本人を採用するのは、日本向けの顧客を担当させるためだったりします。そうすると、英語のレベルとしてはそんなに高いレベルは求められません。

就労ビザはどうすればいいの?

国によっては就労ビザの取得が非常に難しく、海外就職を断念するケースもあります。
特に、最近は就労ビザの取得が困難になってきている国が増えてきました。

では、タイはどうかというと、まだそんなに厳しくはありません。
比較的簡単に就労ビザが取得出来るケースが多いです。

通常は、採用する企業が就労ビザ取得にかかる手続きを行ってくれますし、ビザ取得にかかる費用も負担してくれます。
このあたりは、転職エージェントを通じて転職される場合は、転職エージェントの方も慣れているので、相談すればいいかと思います。
転職エージェント側も、就労ビザの関係で転職できないとなると、紹介した企業からフィーがもらえなくなるので、ちゃんとアドバイスなり、サポートを行ってくれます。

観光目的であれば、陸路の場合は最大15日間、空路の場合は30日間、ビザ無しで滞在できます。
観光目的以外の場合は、別途ビザの取得が必要となります。
ノンイミグラントビザでは、申請料は6,000円で3ヶ月間(90日間)の滞在が可能で、長期就労の場合もこのビザで一時滞在の許可を得てから、現地の移民局にて滞在ビザへの切り替えが可能となっています。
なので、まずはノンイミグラントビザで入って転職活動等をするのもあります。
定年退職後のシニア世代などの場合は、リタイアメントビザを取得することでロングステイが可能となっていますが、取得には「50歳以上でタイ国内に80万バーツ以上の預金がある、または1ヶ月に65,000バーツ以上の年金収入がある、あるいは預金と年金の年間収入があわせて80万バーツ以上ある人」が対象となるので、若干ハードルはあがります。

現地採用と駐在員の2つの働き方

まずは、タイ・バンコクへの転職といっても、

  • 駐在員
  • 現地採用

の2つの働き方があります。
ご存知の方も多いかと思いますが、駐在員は日本で採用されて転勤というかたちでタイ・バンコクに派遣されるのに対して、現地採用はそもそもタイ・バンコクで採用されるのではじめからタイ・バンコクで勤務します。
なので、駐在員については、基本的にいは自分の意思は関係なくタイ・バンコクに送り込まれ、自分の意思とは関係なく日本に戻されることがあります。
一方、現地採用の場合は、あくまでタイ・バンコクでの採用なので、最初からタイ・バンコク勤務で、そこから日本に戻されたり、第三国に転勤というのもありません。

「え?そんなん別にどっちでもええやん。むしろずっとタイ・バンコクにいたいから、現地採用でええで。」

と思うかもしれませんが、この違いは実はタイ・バンコクでのライフスタイルというか、生活の豊かさに大きく影響します。
当然ながら、現地採用は給与水準も現地のもので、月給で日本円ベースで13~15万円程度になります。
もちろん、いくら現地採用とはいっても、タイ人ではなく日本人の採用ということで、タイ人の給与よりもかなり高めの水準に設定されているので、普通に生活する分には全然問題ない水準です。

一方、駐在員の場合、給料は日本水準ですし、しかもそれに駐在員手当がつくことがあります。
また、タイ・バンコクでの生活の全てを会社が保証してくれるので、生命保険、安全で快適なマンション、運転手付きの車や子どもの教育費など、至れり尽くせりの生活ができます。

「えーじゃあ、待遇のいい駐在員の方がええわ!」

となりますよね。
もちろんそうです。
みんなそう思うのが普通です。
なので、当然ながらこの駐在員採用を探すのは、超激戦になります。
もち見つかれば、お宝求人といえるくらい、難易度は高いと思ってください。

駐在員としての転職先を探したいなら、現地の転職エージェントや求人サイトでは無理です。
東京で日本の会社に採用されて、それで派遣されてこそ、駐在員になれます。
この場合は、海外転職というよりも、東京で普通に転職先を探すイメージです。
そこ中で、すぐにタイ・バンコクに派遣してくれる会社にいくことになります。

⇛駐在員として転職を探すならリクルートエージェントがオススメ!

現地採用の一般的な待遇は?

ここまで少し書きましたが、タイ・バンコクで働くには、駐在員と現地採用の2つのパターンがあります。
駐在員での転職が見つかればそれに越したことはありませんが、現地採用になることがほとんどです。
では、その現地採用が、タイ・バンコクならどの程度の待遇なのかをもう少し詳しく解説していきたいと思います。

タイ・バンコクで仕事を探してたんですが、現地採用に魅力的なポジションがあって応募しようと思うんですが、やっぱ現地採用はやばいですかね?
んー、どの程度の生活をタイで求めるかかもね。やりたいなら応募してみればいいんじゃない?
そうですね!話聞いてみないとわからないので、とりあえず応募はしてみようかと思っています。一般的に、タイ・バンコクだと、現地採用ってどれくらいの待遇なんですか?
そうだね、大体13~15万円くらい手取りなんじゃないかな、最初は。大体日本人の新卒から第二新卒くらいの経験があまりなくて、ポテンシャル採用とかなら。その後、管理職とかになると、20万円以上手取りでもらえるみたいだけどね。現地の所得税は企業側が負担するから、そんなに手取りが額面から減ることはないけど、それでも日本に比べるとちょっと安いね。
あー、でも意外と悪くない水準ですよね。タイ・バンコクの物価水準とか考えると、全然普通以上の暮らしができるレベルですね。
そうだね。特に問題ないと思うよ。このくらいの条件で働いている日本人なんて、めちゃくちゃたくさんいるし。
そうですね!ちなみに、ボーナスとかもあるんですか?
それは日本と一緒で、企業によってまちまちだね。年に1回、〜6ヶ月分くらいなんじゃないなかな。会社や雇用形態によるから、なんとも言えないけど。
一応、ありはするんですね!現地採用とかだと、医療保険とか、将来の年金とか心配なんですけど、そのあたりはどうなるんですか?
医療保険は、会社で加入してくれることが多いね。年金は会社では払ってくれないから、日本でのやつを任意で払うかかな。
なるほど。日本の保険とかには入れないって聞いたんですけど。
国民健康保険は、任意で加入できるよ。でも、民間企業が提供している保険は、海外旅行保険も含めて、日本国内に住所があるか、駐在員とかで2~3年で帰国することが見込まれる人じゃないと入れないから、現地の保険会社とか、日本の保険会社の現地支社の保険に入ることになるんだよ。といいつつ、このへんも転職エージェントがいろいろ教えてくれるし、心配ないよ。みんなやってることだから、なんとでもなるようになってるからね。細かいことをいうと、メガバンクみたいなところは現地採用だと、日本で口座が作れなくなるとか、でもネットバンクなら作れるから、それを持っておくとか。いろんなことがありすぎて、そんなことは実際に現地採用での就職が決まってから、ひとつづつ解決していけばいいと思う。そんなこといってたら、正直キリないからね!
そうなんですね。たしかに、海外で就職する以上、いろんなことがありますよね。それよりもやりたい仕事かとか、その国に本当にいきたいかとかで考えた方がいいですね!
あとは、現地採用の待遇でいうと、住宅は自分で見つけて、自分で家賃を払う必要があるね。もちろん、通勤も駐在員みたいに専用車がつくわけじゃないことが多いから、自分でBTSとかで通勤しないといけない。別にインドの満員電車みたいな劣悪な環境じゃないから、全く問題ないけどね(笑)
そうなんですね。まぁそれは日本で就職しているのとあまり違いがないので、たいしたことないですね。ちなみに、タイも土日休みなんですか?
もちろん。日系企業もタイ企業もどっちも土日が両方とも休みなことがほとんどだね。
ありがとうございます!なんか現地採用でもいい気がしてきました!
そうだね。いまはたまたままだ日本とタイの間に経済力という点で差があるけど、これから数年でどうなるかわからないしね。すでにマッサージ師の値段とかでは、追いついてきてるし、今後数年で他の業種とかでも追いつくどころか抜かれる可能性すらあるじゃん。だから、本当に長い目でキャリアを考えるなら、日本にしがみつくより、遥かにいいかもね!

転職エージェントの選び方

では、実際に転職活動をする際、まずは転職エージェントの活用が現実的です。
日本でもですが、特に海外での転職は、情報が限られていますよね。
実際のところ、現地で住んでいたり、現地の人に聞くとあっという間にわかることでも、日本ではGoogleで検索していてもなかなか出てこなかったりします。
自分にあった会社を紹介してもらうだけではなく、実際にタイ・バンコクで仕事するにあたって、必要な様々な情報を教えてくれるので、初めてタイ・バンコクで就職するという方は、絶対に転職エージェントを使うべきです!

いい転職エージェントを選ぶポイントや注意点は?

タイ・バンコクでのいい転職エージェントの選び方は、実は日本での転職エージェントの選び方と少し違います。
海外なので、たとえ日本人の転職エージェントだとしても、日本とは違うところがあります。

①登録料や転職サポートが無料の会社

まず、日本との大きな違いは、日本の転職エージェントはほぼ全てが登録料や転職サポートが無料です。
ところが、タイ・バンコクに拠点があり、タイの求人を中心に扱う転職エージェントには、登録料や転職サポートに料金がかかることがあります。
あとは、登録は無料でも、転職できたら料金がかかるというところもあります。

「やっぱり有料のところがクオリティいいの?」

と思われるかもしれませんが、いろいろ試した結果、紹介してもらえる求人やサービスにいたした差はありませんでした。
なので、これからタイ・バンコクで転職される方は登録料や転職サポートが無料の会社を選んでください。

②実は国内の大手が案件豊富

意外と知られてないのですが、リクルートエージェントなどの国内の転職大手も、タイの求人を数多く持っています。
最近では企業もグローバル化しているので、海外就職の案件も数多く取り扱っています。

現地採用の案件が多いのは事実ですが、タイ・バンコクの現地の転職エージェントだとほぼ100%現地採用なのに対して、リクルートエージェントとかだと日本採用での駐在員になれる案件も数多くあります。
全体的に企業側がコストカットのために現地採用を増やしているので、都合よく駐在員待遇でタイ・バンコクで就職できるかは保証できませんが、それよりもチャンスがあるなら、一度は日本の大手の転職エージェントに相談してみるのがいいでしょう。

③日本人スタッフのいる会社

次は、タイ・バンコクの現地に会社を構えている転職エージェントにお願いする場合ですが、やはり日本人スタッフのいる転職エージェントを選ぶようにしてください。
特に、

  • タイ・バンコクでの転職が初めて
  • タイ語が話せない
  • タイ・バンコクに知り合いがいない

などの方は、絶対に日本人スタッフのいる転職エージェントにしたほうがいいと思います。
実際、結構転職エージェントとのトラブルはめずらしくなく、日本人スタッフのいないところでのトラブルが多い傾向にあります。

もちろんタイ語がペラペラで、タイでの知り合いも多く、現地の転職エージェントで大丈夫という方は、それでもいいです。
現地のローカルの人しか集められない求人があることもありますので。
ただ、積極的にオススメはしません。

④登録が簡単な会社

これはおまけみたいなものですが、登録が簡単なところの方が、ITをちゃんと活用できる転職エージェントなので、効率がいいかと思います。
大分成長してきて、東京と変わらないような雰囲気になってきましたが、それでもまだまだタイ・バンコクは発展途上にあるので、登録の手間やWebサービス、UI、UXみたいな概念があまりなかったりします。
転職活動できる時間が限られている方が多いと思うので、できれば効率的にすすめられるところを選んだ方がいいです。

⑤スピード感のあるところ

最後に、何と言ってもスピード感です。
日本人スタッフとかなら大丈夫ですが、やはりタイ人だけだったりすると、まじでというくらいスピード感がなかったりします。
ちゃんと定時に仕事の手を止めて帰社する文化のある国なので、仕方ないといえば仕方ないですが、それでもいらっとすることが多々あるかと思います。
特に、転職活動は予定の調整とかもやらないといけないので、いくつか候補日を出してブロックしているのに数日返信がないみたいなことになると、イライラ度やストレスがたまります。
できれば、スピード感のある転職エージェントを選ぶようにしましょう!

オススメの転職エージェント

では、具体的にどこの転職エージェントがいいのか、オススメをいくつか紹介しておきたいと思います。
ここに紹介するエージェントは、わたしも実際に使ったことがあり、それなりの満足度です。
転職エージェントは、1社だけを使わないといけないという決まりはなく、みんな普通は2~3社使っているので、とりあえず登録して話を聞いてみてください。
それで、自分にあったところを中心に転職活動をしていけばいいかと思います。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、国内の転職でも最も有名で、人材業界でNo.1の転職エージェントです。
ほぼオールラウンドに強いので、当然タイに関連する企業の求人や情報も多く持っています。
タイ・バンコク現地にもRGFタイ(リクルート タイ法人)というグループ会社を持っているので、タイ・バンコクへの転職を考えるなら、最初にまずはリクルートエージェントに相談するのがオススメです。

特に、現地採用というよりは、日本企業の駐在員として、タイ・バンコクを目指す方は、こちらをオススメします。
最も駐在員としての求人を見つけられる確率が高いのが、このリクルートエージェントの特徴で、ここで見つからないときに、現地採用を考えればいいです。

また、いきなり赴任とか、現地での就職だけではなく、タイとの取引が多い日本でのポジションも豊富にあります。
出張ベースで、毎月タイ・バンコクに行くというようなポジションもあったりするので、タイ・バンコクと何らかの接点を持った転職をしたい方も相談されるといいかと思います。

⇛リクルートエージェントの公式サイト

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、アジア8ヶ国に展開する転職エージェントの大手です。
リクルート、パーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)についで、国内でも第3位の最大手です。
タイ・バンコクには2004年から進出しており、ハイクラス求人に強みがあります。
バンコクには、4つのオフィスがあり、

  • Bangkok Head Office
  • Eastern Seaboard (Chonburi) Office
  • Ayutthaya Office
  • JAC International

かなりタイの転職に力を入れています。

20代前半でキャリアが浅い方には、少し求人数は少ないかもしれませんが、反対に20代後半以降の方でタイ・バンコクでもバリバリ責任のあるポジションで働きたいという方にはオススメの転職エージェントです。
ほとんどが非公開求人なので、とりあえず無料登録をしてみれば、豊富な求人案件が送られてきたり閲覧できます!

⇛JACリクルートメントの公式サイト

パソナキャリア

日系の人材大手パソナは、Pasona HR Consulting Recruitment (Thailand)を1992年にタイ・バンコクに設立しました。
それ以来、タイ・バンコクでの日本人の転職に力を入れています。
日本人スタッフが駐在していますし、企業への応募、面接のアレンジ、タイでの生活の相談など幅広いサポートをしてくれます。
また、日本にいながらも電話やスカイプでの対応をしてくれるので、活用してみてもいいかと思います。

⇛パソナキャリアの公式サイト

アデコタイランド

アデコグループは、1963年創業のフランス大手人材派遣会社ECCOと、1957年創業のスイス大手人材派遣会社ADIAが1999年に合併して発足した総合人材サービス会社です。
世界60ヶ国にオフィスがあり、タイ・バンコクでも大きく、

  • Adecco Phaholyothin(Head Office)
  • Adecco Rama IV
  • Adecco New Petchburi
  • Adecco Engineering & IT/Adecco Japanese Adecco Phaholyothin(⇛ここが日本人担当)
  • Adecco Eastern Seaboard

の5つの支社があります。
その中に日本人担当の部署があり、日本人スタッフも2名在籍しています。

⇛アデコタイランドの公式サイト

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、20代や第二新卒の転職に強い転職エージェントです。
正直強いのは国内なのですが、それでも海外の案件も多少扱っています。
経験の少なくキャリアの浅い方は、このマイナビエージェントからアプローチしてみるのもいいかと思います。

また、仮にいきなりタイ・バンコクへ赴任できる案件は少なくても、20代や第二新卒の方は、これからのキャリアが長いですよね。
2~3年後にはタイ・バンコクに派遣してもらえる会社や、タイ・バンコクには出張ベースで東京から関われる会社もたくさんあります。
無理していきなりタイ・バンコクではなく、まずは東京で経験を積みながら、将来的にタイ・バンコクでキャリアを作っていく相談とかもできるので、20代や第二新卒の方には一番オススメです!

⇛マイナビエージェントの公式サイト

パーソネルコンサルタント(Personnel Consultant)

パーソネルコンサルタント(Personnel Consultant)は、1994年に設立されたタイ・バンコクのローカルの転職エージェントです。
とはいいつつ、タイ現地に15名ほど日本人スタッフが働いており、日本向けに日本語のWebサイトまで持っているので、日本人が現地で現地採用の転職する際には人気の転職エージェントです。
最近では、年間2,000人以上の日本人のタイでの就職を支援しています!

バンコクでいうと、オフィスがBTSスカイトレインのアソーク駅6番出口から直結なので、非常に便利な場所にあります。
駐在員案件は当然ながらほとんどないものの、タイの現地の転職エージェントなので、やはり情報の豊富さは日本国内の転職エージェントとは比べものになりません。
歴史も長いですし、タイ・バンコクでは信頼できるエージェントのひとつです。

⇛パーソネルコンサルタントの公式サイト

SAGASS Thailand (サガス)

SAGASSは、規模こそ大きくはありませんが、

  • 香港
  • タイ
  • フィリピン
  • インドネシア
  • 台湾

など東南アジア全域で事業展開している転職エージェントです。
規模があまり大きくないので、他と似たような案件しかないですし、案件自体も少ないですが、一応話は聞いてみるといいかもしれません。

⇛SAGASSの公式サイト

市人リクルートメント(いちじん)

市人リクルートメントは、2009年に設立されたタイ現地の日本人経営の転職エージェントです。
特にタイ国内各工業団地を中心とした日系企業向けに日本人・タイ人スタッフの紹介を主要業務としているので、工場や製造系の企業への案件が豊富にあります。
金型の設計・製作会社などもグループ会社に持ち、技術者やエンジニア、セールスエンジニアなどの求人を多く持っています。

ご存知の方も多いかと思いますが、タイの工場はバンコクというより、バンコク郊外や地方にあります。
なので、バンコク以外の都市の案件も豊富にあるようで、タイならバンコクじゃなくてもよくて、むしろちょっとくらいローカル色の濃い郊外や地方都市がいいという方は、こちらの転職エージェントの話を聞いてもよろしいのではないかと思います。

⇛市人リクルートメントの公式サイト

REERACOEN RECRUITMENT(リーラエーコン)

REERACOEN RECRUITMENT(リーラエーコン)は、日本でもおなじみの人材大手、株式会社ネオキャリアのアジア6都市それぞれにある現地法人です。
アジア6都市というのは

  • タイ
  • インドネシア
  • シンガポール
  • フィリピン
  • シンガポール
  • 台湾

と東南アジアをカバーしており、タイにもかなり力をいれています。
タイ・バンコクでは、

  • Bangkok Head Office
  • Chonburi Branch Office

の2つのオフィスがあり、日本人スタッフも6名駐在しています。

⇛REERACOEN RECRUITMENTの公式サイト

オススメの求人サイト

次に、転職エージェントだけでなく、自分で求人サイトを見て選びたいという方もいらっしゃいます。
繰り返しますが、初めてタイ・バンコクで転職する場合は、転職先を紹介してもらえるだけではなく、実際タイ・バンコクで働くにあたっての色々な情報を貰えるので、転職エージェントを使ってください。

「タイのことはよくわかってるし、現地に知り合いもいるから大丈夫!」

という方は、無理に転職エージェントを使わず、求人サイトで調べて直接応募するのもひとつの方法ではあります。

カモメアジア転職

カモメアジア転職は、名前はダサいですが、アジアでの転職ではそこそこ有名な転職サイトです。
2004年から元々は中国での転職で運営されていたのですが、現在はアジア全域に展開をしています。

現在、海外に進出する2,000社以上の日系企業や、スポンサー参加している20社以上の大手人材紹介会社から、毎日20件以上の海外勤務の求人が寄せられており、海外勤務での情報量では最大級です。
カテゴリーは、中国を中心に、シンガポール、ベトナム、タイ王国、その他アジアを取り揃えています。
ユーザーの60%は日本国内在住です。
メインの年齢層はキャリアの充実した30歳前後ですが、中国語や英語など語学力のある方や、過去に海外勤務経験のあるミドル~シニア層のユーザーも多いです。

名前はダサいですが、実はリクルートのグループで、RGF Human Resource Consulting Shanghai Co.,Ltdが運営しています。
なので、営業力がある求人サイトなので、案件が豊富で人気があります。

⇛カモメアジア転職の公式サイト

リクナビネクスト(リクナビNEXT)

リクナビネクスト(リクナビNEXT)は、国内の転職ではNo.1の求人サイトです。
誰もが知っていて、転職活動をしている人は例外なく登録していると言っても過言ではありません。
ですが、意外と知られていないのが、タイ・バンコクを始めとして、海外の求人もたくさんあるということです。
また、タイ・バンコクの現地の転職エージェントでは得られないような日本企業の日本採用での駐在員案件や、出張ベースでタイ・バンコクに関われるような案件もたくさんあります。
案件が豊富で、かつ幅広い案件があるので、自分の知らない可能性が見つかるかもしれません。
たとえ、海外転職一本に絞っていても、とりあえずリクナビネクスト(リクナビNEXT)には登録しておくことをオススメします!

⇛リクナビネクストの公式サイト

Doda(デューダ)

Doda(デューダ)もパーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)が提供する国内では最大手の求人サイトです。
リクナビネクスト(リクナビNEXT)と同様に、タイ・バンコクを始めとして、海外の求人もたくさんあるので、とりあえず登録しておくのがいいかと思います。

⇛Dodaの公式サイト

転機

転機は、マイナビエージェントとは反対に、現地法人での支社長や事業部長くらいのハイクラス求人に特化した転職情報サイトです。
40代から50代以上のキャリアや経験豊富な方にオススメです。
年収1000万円以上の求人もあります。

ただ、難点は、タイ・バンコクの求人がたくさんあるかというと、タイミング次第ではあまりない点です。
タイミング次第なので、長期的に海外での責任あるポジションで転職したいという方にオススメです。
タイ・バンコクに限らなければ、コンスタントに求人は出ているので、タイ・バンコクが第一候補だけど、シンガポールでもいいよという方は、ぜひ活用してみてください。

⇛転機の公式サイト

英語転職

英語転職.comは、名前はしょぼいのですが、タイ・バンコクの転職にめちゃくちゃ強いJACリクルートメントが運営しています。
アジア8ヶ国に拠点を持つJACリクルートメントだからこその、アジア転職の幅広さに定評があります。
無料の会員登録をすると、英語面接対策などのコンテンツが豊富に揃っており、求人に興味がなくても、それを見るだけでも価値があります。

⇛英語転職の公式サイト

Bizreach(ビズリーチ)

Bizreach(ビズリーチ)は、最近CMをガンガンやっているので、認知がかなり上がってきましたね。
ハイクラスの求人に強いサイトで、実はグローバル人材や外資系、海外転職のポジションが多くあります。
業種も幅広くありますし、タイ・バンコクへの赴任できる求人も多いです。
あとは、登録すると、転職エージェントからいろいろ声がかかります。
なので、そこでタイ・バンコクでの転職に強い転職エージェントから現地のポジションを紹介してもらうのがいいです。

⇛ビズリーチの公式サイト

他にも、求人サイトではありませんが、LinkedInMonsterなどのレジュメ登録サービスを使っての転職も東南アジアでは一般的です。特に、英語に不自由を感じていない方で、現地の大手企業や日系企業以外の外資系企業でのポジションを探している方は、こういうやり方も一般的ですよ!

面接は現地に行く必要がある?

タイにかぎらず、海外就職で面接を受けられる際、よくご相談されるのが、

「面接は現地にいく必要があるのですか?その場合、何度くらい行く必要がありますか?」

という内容です。
もちろん直接応募したローカルの会社とかだと1回目から直接現地で面接なんてこともありますし、駐在員採用で日本の会社にまず採用とかなら日本での面接になります。
また、大量に採用してる会社とかだと、たまに人事担当が面接をまとめてするために日本に来ているなんてこともなきにしもあらずです。

ただ、多くの場合は、タイ・バンコクの会社に転職エージェント経由で現地採用に応募すると、1次面接はSkype(スカイプ)面接になることが多いです。
その後、最終面接で実際にタイ・バンコクに行き、現地での面接という流れが一般的なようです。

わたしも何社か受けたことが実はあるのですが、Skype(スカイプ)面接と電話での面接の2つを経験しました。
正直、電話面接にもSkype(スカイプ)面接にも慣れておらず、おどおどしてしまいました。
やっぱりやったことないことをいきなりやると、全力を出しきれないですね。
まして、英語だったりすると、余計にうまくいかないです。
なので、これからタイ・バンコクへの転職を目指されている方には、Skype(スカイプ)や電話面接がある場合は、十分に練習するようにアドバイスしています。

タイ・バンコク引っ越しにかかる費用は?

タイ・バンコクに転職が決まると、次は引っ越しの準備をしないといけないですよね。
海外引越はめちゃくちゃ高そうなイメージがあります。

「実際いくらくらい東京からバンコクに引っ越すのにお金いるん?」

って質問をよく受けます。
その人がひとり暮らしなのか、家族連れなのか、荷物の多い少ないによっても違いますが、大体は30万円〜50万円程度を見ておけばなんとかなるケースが多いです。
もちろん切り詰めようと思えば、日本での荷物は全て実家に突っ込んで、スーツケースひとつで渡航すると、こんなにお金はかかりません。
渡航費と入居にかかる費用くらいです。
現地では家具などが備え付けられているサービスアパートメントが多いので、意外と安く済むことが多いです。

まとめ

タイ・バンコクで働くことや、転職活動の方法、転職エージェントや求人サイト、現地採用・勤務の実態などを解説してきました。
海外での転職なので、いろいろなハードルやクリアしないとけない問題があるのは事実です。
転職活動ですら日本と同じというわけにはいかないので、思ったように進まないかもしれません。
また、転職活動後に実際に働きだしてからも、いろいろなチャレンジがあることだと思います。
それを乗り越えてでも、アジアにチャレンジする経験は、きっと素晴らしものになると思いますし、事実多くのアジア転職をされている方がそうおっしゃっています。

わたしは途中で断念し、いまはアジア転職をする方のサポート役として、タイ・バンコクに関わっていますが、ぜひまたいつかチャレンジしたいとも思っています!
ひとりでもチャレンジングで、未来に希望があるワクワクした人生を送るひとつの選択肢として、海外就職がもっと増えればですね!