お茶出しやコピーしかこれといった実務経験がないときのPR方法は?これで転職活動の職務経歴や面接を乗り越える!


転職活動の強みは「実務経験」です。
経理や営業の新規開拓経験ならば、新卒の未経験者よりも転職者の方が有利かもしれません。
しかし、勤務歴は長いにもかかわらず、特別な実務経験がない人も多いのです。

「お茶出しやコピーしかこれといった実務経験がないんです。。。」

そんな相談をよく受けます。
今回は、そんな「これといった実務経験がないときの実務経験PR方法」を紹介していきたいと思います!

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「お茶出し」も立派な実務経験になる

会社に来客があったときには、総務部で手の空いている人がお茶出しをすることが多いものです。
しかし、総務部の人員が少ない会社ではお茶出しなどの雑務を一人の人が引き受けることがあります。
総務部の仕事には人事や給与も含まれますが、それらの業務には携わることなく、勤続年数が長くても雑務だけをこなしてきた人もいるのです。

「お茶出しなどの雑務は、実務経験にならない」

と思われることがありますが、お茶出しは立派な実務経験になります。

最近は、新入社員を採用しても電話に出られない人もいるようです。
メールやLINEなど、字でコミュニケーションを行うことには慣れていても、直接声と声で話すことはできないのです。

そんな現代で、お茶を正しく出せることは立派なスキルです。
職務経歴書の中には「来客時のお茶出し」としっかり書きましょう。
ただし、「お茶出し」だけでは、強さがありません。
お茶出しするときに、自分なりに工夫してきたことを付け加えておきましょう。
例えば、

「打ち合わせが長引いているときには、飲み物の種類を変えて入れ替えるようにしていました」

と加えるだけで、マニュアル通りではない仕事ができる人であるとわかります。

雑務と思われたくなければ「秘書検定」を取得する

お茶出しもコピーも、会社にとっては必要な仕事です。
しかし、本人がお茶出しもコピーも「雑務」と思うならば、雑務のプロフェッショナルになり、誇りを持つことが大切です。
どんなに立派な仕事をしていても、行っている本人が、

「どうせこんな仕事・・・」

と思っていると魅力的に感じられません。

雑務には、たくさんの種類があります。
雑務の仕事内容は秘書の仕事内容に共通している部分がたくさんあります。
秘書の仕事は、お茶出しもコピーも会議の準備もあります。

雑務といえば雑務ですが、実はお茶出し一つにも正しいお茶の出し方が決まっているのです。
正しいお茶の出し方・的確な会議の準備・書類の管理は「雑務」とはいえないレベルの高い実務経験になります。

これらのスキルを客観的に評価する資格が「秘書検定」です。
秘書検定では、言葉遣いや業務上の対応など実践に即した問題が出題されます。
経験と資格を合わせることで、「雑務」は立派な実務経験になるのです。

特定の実務を見方にするよりも幅広く対応できる力をアピールする

会社にとって、特定の専門スキルを持っている人は採用したい人材かもしれません。
専門スキルは、会社が変わっても引き続きスキルアップしていくものなので、転職者にとっても心強いかもしれません。

一方、特定の実務経験がないけれど「会社に関わること」を幅広く行ってきた人も、実は会社にとっては採用したい人材なのです。
会社に関わることとは、取引先相手ではなく社内の冠婚葬祭や人間関係の潤滑油になるような存在のことです。

会社では、仕事以外にもさまざまな事態がおこります。
そのときに、配属や仕事の垣根を超えて対応できる人材は貴重な存在なのです。
雑務を長期間行ってきた人は、会社組織のさまざまな側面を知っていることが多いのです。

一言に「実務経験」といえない経験であっても、自分が会社の中でやってきたことを面接で伝えてみてください。
自分では「雑務」と思っていたことが、一般的な実務経験よりも貴重な経験でることも多々あるのです。

まとめ

今回は、「これといった実務経験がないときの実務経験PR方法」を紹介してきました。

確かに、転職活動では、これまでの職務経歴が重要になってきます。
お茶くみやコピーばかりやってきた方には、本当に書きづらいです。。

でも、雑務とは、会社にとって必要な仕事です。
そして、多くの雑務にはマニュアルがないため、自分で判断し行動する力が求められるのです。
まずは、自分のやってきた仕事に自信を持つことが大切です。
そして、アピールの仕方で、お茶くみやコピーなどの雑務もアピール材料になります。
そのあたりの見せ方は、自分で考えてもいいですし、もしそういうのが苦手なら、転職エージェントに相談するのが効率がいいかと思います。

転職エージェントは、転職案件を紹介してくれるだけではありません!
自己分析からエントリーシート(志望動機書や職務経歴書など)の作成を手伝ってくれたり、面接対策まで付き合ってくれます!
自分で職務経歴がうまく書けないという場合は、一度相談してみるのがいいかと思います!