就職・転職で実は評価されている面接以外の「意外なタイミング」!意外とやりがちな油断は大敵!


就職・転職の面接は、社内の会議室で行われることがほとんどです。
面接を受ける側は、会議室の中での言動が面接の合否を決めると思いがちです。
しかし、実は会議室以外の場所でも評価は行われています。

⇛一番オススメの転職エージェントはこちら!

今回は、就職・転職面接で「知らず知らずのうちに評価されている意外なタイミングと場所」についてお話しします。

会議室を出たあとの案内時

採用面接は、3人ほどの面接担当者が行います。
面接担当者は、人事部管理職と担当部門長と直属上司であることが多く、面接内容は主に業務内容です。

面接を受ける側は、面接が行われる会議室に入室するまでは緊張感があるため、社内に入るときから「みられている意識」は強く持っています。
そのため、面接が始まる前に妙な行動をしてしまったり、油断してしまったりする人は多くはありません。
しかし、会議室で業務内容についての面接が終わると、急激に緊張感は薄れるものです。面接担当者3人に丁寧に挨拶をし、会議室を出ます。案内担当に案内されてエレベーターに向かうときには、開放感すら感じるかもしれません。

案内係は、気を使って、

「緊張しましたか?」

など雑談をしながらエレベーターまで案内します。
思わず、

「はい疲れました。このあとも面接なんですよ。」

なんて砕けた会話をするかもしれません。

しかし、この砕けた会話こそ「面接の続き」であることが多いのです。
面接担当者は、管理職であることが多く外見だけでも「緊張感」があります。
そのため、会議室の中での面接では、なかなか本性が出ない人が多いのです。面接担当者は、それを重々承知しています。

面接担当者は、エレベーターから戻ってきた案内係を呼び、「何を話していたか」聞き出します。
実は、案内係も総務人事課のスタッフであることが多いのです。
案内係をした人事スタッフは、すべてを面接担当者に話します。

もちろん、雑談での内容も評価の対象となり、総合的に判断されて合否が決まるのです。
面接を受ける人は、「面接は社内に入った時から始まっている意識」は持っています。
しかし、会議室を出た後も続いていることは、忘れられがちなのです。

書類選考の書類送付時

面接は、面と面が向かい合ったときに始まると思われがちです。
しかし、採用担当者は書類選考のときから書類に書かれたこと以外の部分で面接を行っているのです。

書類選考で書類が送られてくると、人事課のスタッフが開封し管理職に回します。
そのとき、実は封筒も評価の対象なのです。
書類選考の書類は、履歴書や職務経歴書・卒業証明書など決まった書式と項目が書かれているため、評価の仕方も基準に沿って行われることが多いのです。

しかし、封筒から読み取れることはマナーや人柄など面接で評価すべき項目なのです。
例えば、封筒のあて名の書き方をみても、「ビジネスマナーに乗っ取っているか」「どのような封筒を使っているか」でだいたいの印象が伝わります。

書類選考を突破すれば、書類の評価がリセットされ、面接の評価は独立して行われると思っている人もいます。
しかし実は、書類選考から面接は始まっていると言えるのです。

面接終了後の3日間

面接が終わると、採用が決まるとすぐに連絡があります。
採用の場合は、面接当日か翌日に電話連絡されることがほとんどです。
あまり採用連絡をゆっくりしていると、他者からも内定が出されてしまい、せっかくの人材を逃してしまう可能性があるため、採用する場合は速やかに連絡します。

採用担当者が、採用決定者に電話をしたとき電話がつながらない回数が多いと余計な心配をかけることがあるのです。
例えば、

「他社をたくさん受けに行っているのではないか?」

または

「内定を辞退するつもりだから電話に出ないのではないか」

など、後ろ向きな疑いをかけられるのです。
もしも、面接を受けた会社への入社を希望するのならば、面接を受けた当日と翌日は、すぐに電話に出られるように静かな場所で電話を待っていた方がいいでしょう。
最悪の場合、何度も電話に出ないことが評価を変更させることにもなりかねないのです。

採用担当者が記入する就職・転職面接の評価表には、単純に数字で評価できないことを記入する欄があります。
そして、その欄に記入されたコメントは、数字で評価された内容よりも重たい意味を持つことが多いのです。
「面接は会議室の外でも行われている」という意識こそ、合格を勝ち取るコツなのかもしれません。

まとめ

今回は、就職・転職で実は評価されている面接以外の「意外なタイミング」を解説してきました。
もちろん、そこまで神経質になりすぎるのもどうかという意見もありますし、私もそう思います。
新卒の面接じゃないので、正直今日解説してきた内容ほどのことを気にする必要性は、そんなにないと思います。

でも、ベストを尽くすという意味では、ここまで徹底する姿勢はあってもいいかと思います。
どうでもいい第三志望群くらいの企業だとここまでする必要はないですが、絶対にこの会社に行きたいという第一志望群だと、ここまでする必要があるかわからないということでも、万が一チェックされていたときのために、気をつけておいたほうがいいかと思います。
また、それくらい完璧さを目指すからこそ、面接でのやり取りも含めて、いろいろなところでベストが尽くせるものです。