転職先の人間関係が悪かったときの対処方法は?そんなときは「転職活動を再開すべきか?」「とどまるべきか?」


やっと転職先が決まり、新鮮な気持ちで出社してみたものの職場の人間関係が悪かったり、雰囲気が悪かったりすることがあります。
そんなとき、「今なら辞めても迷惑はかからない」と思って転職活動を再開すべきか、「やっと転職先が決まったのだから」と思って我慢してとどまるべきか、悩む人も多いのではないでしょうか。
今回は、転職先の人間関係や雰囲気が悪かったときの対処方法について、解説していきたいと思います。

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「職場の人間関係が悪い」は自分に関係ない!

転職して出社してみたものの、職場の雰囲気が悪いと「転職に失敗した」と思ってしまうかもしれません。
しかし、新しい職場というのは、ほとんどが「雰囲気が変」と感じるものです。
なぜならば、長年いた自分の居場所とは違い、未知の世界に飛び込んだ状態であるため、まだ雰囲気にのまれている状態である可能性が高いからです。
職場の雰囲気が悪いのではなく、職場の雰囲気に慣れていないため悪いように思ってしまっているのかもしれません。
ただ、会社によっては入社してみたら複雑な人間関係があり「派閥」ともいえるようなグループ分けがわれていたということもあります。
そういう職場では、転職して入ってきた人が「どこのグループに所属するのか」に注目が集まる傾向があります。
あまりにも注目されると、「変な会社に入ってしまった」と思い、転職活動をやり直したい気持ちになりますが、この問題は「私は、派閥の存在に気がついていません」という態度を貫き通せば、たいてい乗り越えられるでしょう。
人間関係が悪いということは、どこのグループに入っても「嫌われる可能性」が出てきてしまいます。
そのため、どこのグループにも所属しないことが、唯一火の中に飛び込まない対処方法なのです。
どこのグループにも所属しない立場を貫き通せることは、転職者の特権かもしれません。
「途中から入ってきた人だから」という目で見てもらえるため、グループに所属しなくても例外として扱ってもらえることが多いのです。

「職場の雰囲気が悪い」ときは原因をみつけてから対処する

職場の雰囲気が悪いと感じるときは、慣れていないことが原因であることが多いのですが、本当に職場の雰囲気が悪い職場もあります。
例えば、仕事とプライベートとの区別がつかず、仕事がやりにくい職場は雰囲気が悪いといえるでしょう。
しかし、この場合は職場の雰囲気を悪くしている原因になっている人がいるはずです。
職場の中に仕事とプライベートの区別ができない1人がいるせいで、雰囲気が悪くなっているのならば、その人1人のために転職活動を再開する必要はないのではないでしょうか。
職場の雰囲気を悪くしている人が1人や2人ならば、社内でも問題になっているはずです。
待っているうちに、おのずと解決されることもあるでしょう。
職場の雰囲気を壊している人を発見した時、一つ注意しなければならないことがあります。
それは、転職者が「問題をおこしている人をなんとかしようとしない」ことです。
転職して入社してきた人は、いい意味でも悪い意味でもみんなから注目されています。
問題をおこしている人であっても、それなりの勤続年数がある人ならば、同僚と情でつながっていることが多いのです。
そうなると、例えみんなが「問題をおこしている人」と思っていても、転職して入ってきた新しい人に味方につくよりも、問題をおこしている人の方に味方につく可能性が高いのです。
「職場の雰囲気が悪い」と感じたときには、すぐに転職活動を再開するのではなく、雰囲気を悪くしている原因を探してみるようにしましょう。
そして、原因によっては自分の勤続年数が長くなるまで「待つ」だけで解決することもあるのです。

原因がなんであれ「眠れない」「食べれない」なら合わない職場の可能性あり

転職してみたものの「合わない」と感じる人は意外と多いものです。
できることならば、しばらくは様子を見ながら通い続けてみることをおすすめします。
なぜならば、最初は環境に慣れていないため、小さなことでも苦痛に感じるからです。
時間が経てば、社内に自分の居場所ができ、職場に自分が合ってきます。
しかし、転職してから「夜、眠れない」や「食欲がなくなった」などの症状が出てきたのならば要注意です。
とくに、食欲がなくなり体重が減ってきたのならば、原因はなんであれ「合わない職場」である可能性が高いかもしれません。
我慢して頑張り続けることだけが正しい対処方法ではありません。
眠れず食べられない状態は、心と体のバランスがよくない状態です。
「転職が失敗した」と考えず、一度休みを入れてからあらためて出発してみてもいいのではないでしょうか。

まとめ

今回は、転職先の人間関係が悪かったときの対処方法について、解説してきました。
転職のメリットは、今までの「いいところ」は持ち続け「嫌なこと」は捨ててから再出発できることではないかと思います。
もちろん新しい環境に飛び込めば、新たな「いいところ」と「嫌なこと」が出現する可能性はあります。
しかし、いいところも嫌なことも自分の中で「強さ」として蓄えられているのかもしれません。
そういう意味でも、転職活動は、人生を変える覚悟を持って取り組む必要があります。