リクナビネクストとリクルートエージェントの違いや特徴は?転職サイトと転職エージェントの活用方法


リクナビネクストとリクルートエージェント、どちらも名前を聞いたことがあるけど、どう違うか知っていますか?
いざ、転職活動を始めようとすると、真っ先に思い浮かぶリクナビネクストとリクルートエージェントですが、どちらから登録すればよくて、どう活用したらいいのかわからないことも多々あります。
特に、初めての転職活動だとそうなりますよね。

⇛まず先に登録すべきリクナビネクストはこちら

今回は、そんなリクルートが提供する2つのサービスであるリクナビネクストとリクルートエージェントの違いや活用方法などについて、詳しく解説していきたいと思います。

リクナビネクストとリクルートエージェントの違い

転職活動をしようと思うんですけど、リクルートって2つ似たような名前のサービスあるじゃないですか。あれってどう違うんですか?
あー、それです!転職者の8割は使ってるって広告みて、リクルートの転職サービスを探したら、両方出てきて、どっちがどっちかよくわからないんです。
転職者の8割が使っているっていうのは、リクナビネクストの方だね。リクナビネクストは、転職サイトだよ。つまり、求人の案件がいろいろ集まっているサイトで、ここでみんないいポジションがないか検索してるんだ。
なるほど。じゃあ、リクルートエージェントっていうのは?
リクルートエージェントっていうのは、転職エージェントだよ。
転職エージェント?
つまり、転職案件をいろいろと紹介してくれたり、職務経歴書や志望動機、面接対策まで転職を一貫してサポートしてくれるサービスだよ。
そんなサービスがあるんですか。
うん、無料でみんな使ってるよ!
そうなんですか。じゃあ、基本的にリクナビネクストもリクルートエージェントも両方登録した方がいいんですよね?
そうだね。ただ、転職活動の本気度にもよるかな。とりあえず、案件だけ見て、いい案件があったら応募したいくらいだったら、リクナビネクストだけでもいいかも。そうじゃなくて、めちゃくちゃ本気で転職活動をするなら、リクルートエージェントは絶対に登録しておいた方がいいよ。
リクルートエージェントは、本気じゃないと登録しない方がいいんですか?
んー、そんなことはなくて、とりあえず一回話を聞いてくるのもありだとは思うよ。ただ、転職エージェントって、候補者が転職してくれたら、転職先の会社から報酬がもらえるかわりに、利用者側からすると全部無料のサービスなんだ。なので、転職する気のない人は、転職エージェントも本気になってくれないことが多いけどね。まぁそのあたりはものはいいようだから、転職する気満々な感じで面談にいけばいいんじゃないかな。
そうなんですね!わたし、転職する気満々なんで、とりあえず両方登録してみます!

そもそもリクルートキャリアって?

リクルートって、新卒で就活しているときでも、転職活動しているときでも、常に聞く名前ですよね。
厳密にいうと、リクルートホールディングスの中で、人材事業をしているのが、リクルートキャリアという会社です。
そのリクルートキャリアが、

  • リクナビ
  • リクナビネクスト(RikunaiNext)
  • リクルートエージェント
  • アントレ.net
  • サンカク

などの人材に関連するサービスをほぼ全て行っています。

リクルートキャリアは、社員数が3508名(2017年4月1日時点)、資本金6億4,335万円、取扱高1,126億7,300万円(2016年3月期)という超大手企業です。
なので、個人事業みたいな小さい転職エージェントがたくさんある中で、圧倒的な情報量と安心感、案件数で差別化しているのが特徴です。

リクルートホールディングスには、もうひとつリクルートジョブズという人材会社があります。こちらは、アルバイトや非正規などの人材紹介や求人サイトがメインです。

リクナビネクストって?

リクナビネクストは、転職エージェントではなく、求人情報が大量に集まった転職サイトです。
国内最大の転職サイトで、

「転職者の8割が使っている」

という広告をみたことがあるかと思いますが、本当にそれくらいか、それ以上が使っているサイトです。
本格的に転職活動をしているわけじゃなくても、とりあえず登録するサイトで、登録だけしていい案件があれば応募するみたいな使い方や、情報収集だけするという方もたくさんいらっしゃいます。

そんなリクナビネクストの特徴は、

  • 670万人以上、日本最大の登録者数
  • 掲載求人5,000件以上
  • 掲載求人の85%が他社になる求人
  • 企業から直接オファーが届く「スカウトサービス」
  • 提携エージェントからの特別求人が届く「リクナビNEXTエージェントネットワークサービス」

というところです。
転職エージェントではないですが、スカウトサービスや転職エージェントから求人が届くリクナビネクストエージェントネットワークサービスというのもあります。
いわずもがなかもしれませんが、全サービス無料で使えます。
登録だけしておいて、情報収集だけに使っていても、全然怒られるとかペナルティをくらうとかありません。
なので、転職者の8割が使っているくらいのシェアになるんですね。
あとは、そもそも転職を考えていなくても、情報収集だけで登録されてもいます!

⇛リクナビネクストの公式サイトはこちら

リクルートエージェントって?

リクルートエージェントは、転職サイトではなく、転職エージェントです。
つまり、キャリアコンサルタントのような方が、案件の紹介から面接の対策、内定後のフォローまで一貫してサポートしてくれます。
いろいろな転職エージェントがありますが、その中でリクルートキャリアが提供するリクルートエージェントは、最大手のサービスで、冗談抜きで転職者の大半が一度は

キャリアコンサルタントのサポート内容

よくある誤解なのですが、

「キャリアコンサルタントって、案件の紹介だけしてくれるんでしょ」

って思っている方が多くいます。
もちろん、そういうキャリアコンサルタントも多くいることも事実です。
ただ、リクルートエージェントのキャリアコンサルタントは、非常に質がいいと評判なので、決して案件だけ紹介して終わりというわけではありません。
私も実際に利用したのですが、

  • 転職市場の状況を丁寧に説明
  • キャリア戦略の構築
  • 案件の紹介
  • 職務経歴書・志望動機書のチェック
  • 面接対策
  • 日程調整
  • 入社までのフォロー

などなど、総合的に転職活動の最初から最後までをフォローしてくれます。
もちろん、メインの案件の紹介は、どこの転職エージェントよりも多くの案件から、非常に質のいい案件を紹介してくれます。
さらに、その紹介ですが、今回限りの転職として提案してくるというよりも、今後の長いキャリアの中で今いくべき会社を一緒に考えてくれます。

面接対策が非常にいい

リクルートエージェントの特徴として、特に面接対策に評判がいいんです。
他の転職エージェントとかだと、単に面接対策として、過去の想定問答を貰えるだけとかというのがよくあります。
でも、わたしがリクルートエージェントを利用したときもそうだったのですが、

  • これまでの経験
  • 自分の価値観
  • 将来やりたいこと
  • キャリアゴールの設定
  • やっていて幸せだと思うこと
  • ワクワクすること

などを、みっちり時間を取って引き出してくれ、志望動機や転職理由をしっかり一緒に考えてくれます。
わたしも実際に、キャリアコンサルタントの方と一緒に考えて頂き、

「そこまでする必要あるの?」

と正直思っていたのですが、出来上がった志望動機や転職理由、これまでの経験を鑑みると、深さが全然違うんです!
ひとりでああでもない、こうでもないって考えた志望動機や転職理由、これまでの経験とは、比べ物にならないくらい、

「あ、こいつ、ものをしっかり考えてうちに受けにきてるな!」

っていうイメージをつけられるんです。
これは、本当です!
うそだと思って、ぜひ一回試してみてください。
しかも、これをやることで、わたしは軒並み受けた企業に全勝しました。
もちろん、当たりのキャリアコンサルタントだったというのもあるかもしれませんが、どうせ無料なので、面談してみて役に立てば使えばいいんだと思います。

広く強いネットワークからの情報

リクルートエージェントの強みは、広く強いネットワークからの情報です。
受ける会社、内定した会社の内情から、面接内容、人事の方の特徴まで、様々な情報を持っています。
わたしの経験でいうと、面接してくれた人の経歴(どこから転職してきたか、どういう仕事をいましているのかなど)をしっかり把握していて、

「まじでそんなことわかるんですか!」

って思わず言ってしまいます。
よくよく聞いてみると、過去に転職をサポートした方だったようです。

そういう形で、

  • 過去に転職をサポートした方
  • 学生時代の同級生、先輩
  • 営業先
  • リクルートキャリアから人事部への出向

などなど、ありとあらゆるルートで情報を集めて、持っています。
他の転職エージェントには、絶対にできないリクルートならではの情報の豊富さがあります。

パーソナルディスクトップに案件情報

リクルートエージェントは、一度面談をすると、パーソナルディスクトップにログインできるようになります。
そのパーソナルディスクトップで、キャリアコンサルタントに伝えた希望に少しでも合致する案件が、毎日自動的に送られてきます。
その案件をみて、気に入った案件があれば、その場で応募できます。
転職エージェントによくあるメールに大量に求人案件をWordとかで送られてきて、いちいち確認するのがめんどくさいみたいなこともありませんし、パーソナルディスクトップに届く案件はキャリアコンサルタントがある程度選んだ案件なので、結構高い確率で「お、これいいじゃん」って思う案件が紹介されてきます!

⇛リクルートエージェントの公式サイトはこちら

それぞれの活用方法は?

では、リクルートエージェントとリクナビネクストという、リクルートの2つの転職支援サービスをどう活用していけばいいのかを解説していきたいと思います。
基本的にどういう活用をするかは、

  • すぐに転職しようとは思っていないけど、情報収集だけしておきたい
  • いい案件があれば、転職を考えてもいい
  • 転職する気はあるけど、別に急いではいない
  • もう転職する決意を固めて、本格的な転職活動に入った

など、ご自身の状況によって異なります。
順番に解説していきますが、自分がいまどこまでの活動をやりたいかで、うまくリクナビネクストなり、リクルートエージェントを活用してください。

まずはリクナビネクストに登録

まずは、どれくらい転職活動を真剣にやろうとしている方でも、とりあえずはリクナビネクストに登録をしましょう。
毎週水曜と金曜に更新があり、大手企業の魅力的な案件とかも豊富で、最新情報を見ているだけでも、興味のある案件がきっとあるはずです。
利用量とかは一切かからないので、気になる案件があれば、応募するという形でいいかと思います。

また、全然転職活動を考えていない人でも、

「いつでも自分は転職できる」

と思えるだけで、日々の仕事が楽になります。
情報収集して、こういう案件があるのかと知っているだけで、今の職場に耐えられなくなったら応募しようと思っておくだけでも、大分仕事のストレスが抜けます。
新卒の方などで、コンサルや総合商社のような厳しい業界に入った方は、そのようにストレスを抜くことで耐え抜いている人もいるくらいです。

繰り返しますが、転職活動をするなら、まずはリクナビネクストです!

⇛リクナビネクストの公式サイトはこちら

本気で転職活動するならリクルートエージェントにも登録

次に、転職活動をある程度本気でやるなら、リクルートエージェントにも登録をしましょう。
リクナビネクストにはない案件もありますし、様々な転職支援をしてもらえます。

ただし、転職エージェントも商売です。
転職する気のない人に、本気でサポートはしてくれません。
なので、いつか転職したいと思っていますくらいの人は、あまりオススメはしません。
もしくは、すぐに転職しようと思っていなくても、情報収集やキャリア戦略を一緒に考えてくれるメリットはあるので、いつか転職したいと思っていても、

「すぐにでもいいところがあれば移ります」

ということを言って、相談にいくといいかと思います。
ネットで調べていたり、友人に聞いていても得られないような情報が、リクルートエージェントを活用することで得られるので、非常におすすめです。

⇛リクルートエージェントの公式サイトはこちら

リクナビネクストとリクルートエージェントの併用は問題なし

よく聞かれる質問として、

「リクナビネクストとリクルートエージェントは併用してもいいんですか?てか、そもそも同じ会社なのに、併用する意味ってあるんですか?」

というものがあります。
結論からいうと、

「全く問題ないので、併用すべき」

です。
リクルートエージェントとリクナビネクストだと、全く担当の部署がリクルートキャリア内で異なります。
なので、両者間での案件の調整が行われているわけでもないので、リクナビネクストにない案件がリクルートエージェントにありますし、逆にリクルートエージェントにない案件がリクナビネクストにもあります。

また、やっぱりキャリアコンサルタントがいくら優秀とはいえ、自分で自分ごととして転職案件を選ぶのとは、視点が違います。
どちらがいいかはおいておいて、自分でもリクナビネクストで案件を探して、いままで気づいていないよう関心のあるポジションを見つけることがあるかもしれません。

ということで、リクナビネクストとリクルートエージェントの両方で登録しても問題ないですし、逆に両方を活用して転職活動を行った方が、いい結果になるかもしれませんよ!

まとめ

今回は、リクルートキャリアが提供するリクナビネクストとリクルートエージェントという2つの転職支援サービスの違いや特徴、活用方法について、解説してきました。
転職活動のやり方に答えや正解はありません。
自分の状況や希望にあった転職活動をすればいいです。
切羽詰まって転職活動をしている人は、ありとあらゆる手を打てばいいですし、そうじゃなくとりあえず情報収集をしているという人は、リクナビネクストに登録するだけでいいと思います。