年収・給料を上げる転職活動を成功するための4つのコツって?


転職する目的のひとつが、年収を今よりも上げることにあります。
ところが、現実に目を向けると、年収・給与をあげるための転職をして、成功する割合は30%ほどといわれています。
年収・給与を増やす目的で転職活動を始めたつもりが、焦りと現実の厳しさが加わり、年収・給与よりも「早い採用」を求めるようになってしまうのです。
今回は、そうならないために、転職することで年収・給与をあげるコツを4つ紹介していきたいと思います。

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転職する年代を見極める

年収・給与をあげるためには、転職する年齢も影響します。
年収・給与をあげる目的の転職ならば、40歳から45歳が一番適しているでしょう。
なぜならば、40歳以降はスキルや立場、そして経験も豊富で一番働き盛りの年代です。
まだまだ体力もあり、定年退職までも時間が残されているため、これからの活躍も十分に期待することができます。
ある程度の役職を持っていた人でも、40代中ごろならば柔軟性もあるため、いままでの肩書よりも下がったとしても、モチベーションが下がる心配も少ないでしょう。
年収・給与をあげるための転職は、若すぎてもよくありません。
若い人は、早く採用が決まる傾向がありますが、それは「安い年収で雇うことができる」というメリットがあるからです。

希望年収ではなく前職場での年収を伝える

転職の目的が「年収をあげること」である人は、面接のときに希望年収・給与の話ばかりする傾向があります。
自分の経験やスキルを高めに話し、少しでも年収アップにつなげようとする人もいるのです。

しかし、採用担当者はあまりにも自分のスキル自慢をする人によい印象を持ちません。
年収・給与にばかりこだわっている人は、採用後もお金と仕事の調整ばかりこだわり、「面倒な人」になるのではないかと心配になってしまいます。
面接のときには、やはり「この会社で働きたい」という意欲を前面に出し、お金の話は二番に持ってくる方が印象はいいものです。

年収の交渉を上手にするためには、ずばり希望年収・給与を提示するのではなく、

「前の会社の年収は650万円でした」

と前職場の年収・給与をはっきりと伝えたほうがいいでしょう。
以前の年収・給与をずばり聞けば、採用担当者も「基準とする年収」がはっきりとわかります。
実際に面接をしてみて、基準の年収以上に期待できると判断すれば、年収・給与をあげてでも採用したいと思うでしょう。
希望年収は、個人の価値観によって差が出るため、実は年収・給与を決める参考にはなりにくいのです。
それよりも、実際に働いていた会社が決めていた年収・給与は現実的であり参考になる金額なのです。

会社の規模にこだわらない

経験が豊富な転職者は、場合によってはヘッドハンティングされることもあります。
ヘッドハンティングされるということは、「年収を今までよりも高くするからわが社に来てほしい」と言われていることと同じです。
そのため、年収交渉も比較的転職者の方が優位に立って交渉することができます。

ただ、ヘッドハンティングする会社が今までの会社よりも大きな会社とは限りません。
むしろ、今までよりも小さな会社にヘッドハンティングされることの方が多いかもしれません。
なぜならば、ヘッドハンティングされる人は、特定の能力をかわれているということになります。
大きな会社ならば、社員数もそれなりにいるため、似たような能力を持っている人は何人かいるものです。
しかし、小さな会社は人数が少ないため、特定の能力を持っている社員も一人ずつしかいないことがあります。

小さな会社にとっては、ヘッドハンティングする人は、会社にとって必要な唯一の人材であり能力なのです。
そのため、多少お金を積んだとしても、自分の会社に引っ張りたいと思いヘッドハンティングします。
小さな会社は、ヘッドハンティングする人に期待をしているため、高い年収・給与を提示してくるでしょう。
高い年収・給与をもらう分、新しい会社では求められることも多くなります。
年収・給与を高くすることは、会社の規模と比例するわけではありません。
会社にとっての必要性と年収・給与が比例するのです。
年収・給与を高くしたいのならば、会社の規模にこだわらず、自分を必要としている会社を探すことも大きなポイントでしょう。

転職エージェントに交渉を依頼する

特別なスキルや経験がないけれど、年収・給与をアップさせたいと思う人は会社と直接交渉することは難しいかもしれません。
会社も高い年収・給与に見合ったスキルを求めてくるため、それなりにアピールできるものがないと交渉はできないのです。
また、求人情報には一般的に年収・給与が明記してあります。
例えば「大卒以上、実務経験3年以上、給与25万円、賞与は夏季冬季それぞれ3カ月分」と求人票に書いてあれば、「この条件でよければ応募してください」ということになります。
この求人票をみて、応募し面接の場で「給与は30万円を希望します」と言っても、なかなか受け入れてもらうことは難しいでしょう。

年収・給与に一定の条件があるならば、「応募する前」がポイントなのです。
転職エージェントは、事前に希望年収を聞き取ります。
そして、希望に添える給与が支払われそうな会社をピックアップすることができるのです。
また、面接を突破したあとでも、採用担当者と転職エージェントの担当者が話し合い、年収・給与を交渉することも可能です。
本人が直接交渉するよりも角が立たず、スムーズに話が進むこともあります。

まとめ

今回は、年収・給料を上げる転職活動を成功するための4つのコツについて、解説してきました。
年収・給与が高ければ、仕事へのモチベーションも高くなります。
ただ、そうはいっても単に面接で「年収」という言葉を連呼するのではなく、タイミングと相手をみながら交渉することが大切です。
ここでは年収の話をしてはいけないなとか、最後のこの場面ではこう少々しないといけないなとか、ある程度経験がものをいうところがあります。
もし交渉に自信がなかったりする場合は、転職エージェントを間に挟むことで、彼らがうまく交渉をしてくれるのでオススメです。