転職活動で受ける企業を探すための情報収集方法!偏りのない判断で成功をつかむ!


転職活動は、受ける企業を探すことから始まります。
受ける企業を見つけるためには、さまざま手段を使い、企業に関する情報や口コミ情報を集め、自分に合った企業を探す必要があります。
以前は、企業訪問をして実際に働いている人から話を聞いたり、会社四季報や業界誌から情報を得ることが主流でした。
しかし最近は、インターネットの普及により、現在働いている人だけではなく、すでに退職した人からの口コミ情報も入手できるのです。
今回は、ちまたにあふれる情報や口コミの上手な使い方について、解説していきたいと思います。

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口コミ情報は「書いている人の立場」を踏まえてから読む

転職者が、受けたい会社を探すときや会社情報を知りたいとき、インターネットは手軽でスピーディーに検索することができます。
社員数や会社所在地、関連会社など会社のハード面ならば、会社のホームページで検索が可能です。
また、会社のソフト面つまり内情や雰囲気を知りたいときにもインターネットは便利です。
インターネット上には、たくさんの会社の口コミサイトがあります。
ほとんどの口コミサイトは、実際にその会社で働いていた人たちによって書かれているため、読みごたえがあります。
しかし、「働いていた人」ということはなんらかの理由で退職し、現在は退職している人ということになります。
もしも会社に満足していたならば、辞めることはなかったと思われます。
つまり、会社に対してなんらかの不満を持っている人たちが書きこんでいることもあるため、中には「こんな会社は嫌だ」と思わせる口コミもあるのです。
転職したい会社を探している段階で、口コミサイトで悪い口コミを見てしまうと、どんなに「転職したい」と思っていた会社でも、マイナスのイメージを持ってしまう可能性があります。
会社の実情は、実際に採用されて働き始めてみないとわからないものです。
同じ待遇であっても、人によって感じ方は異なることもあります。
口コミサイトに書かれていることをそのまま信じてしまい、応募をやめてしまうことは避けたほうがいいでしょう。
口コミサイトは、書きこむ人が感情的になって書き込んでいることもあります。
応募前に口コミサイトを見てしまい、マイナスのイメージを持ったまま面接を受けてしまうと、つい面接中も疑心暗鬼になってしまう可能性があるのです。
応募前は、口コミサイトは見ないようにするか、控えめに眺める程度にし、自分の目と直感を信じたほうがいいかもしれません。
そして、転職面接が進んでいくと、いよいよ「採用」が目の前にちらつき始めます。
最終面接になれば、採用となったときに「入社するか」を決めなければなりません。
入社意思を決定するときのタイミングで口コミサイトをのぞいてみると、参考になるかもしれません。
なぜならば、面接を数回受けていく中で、自分なりに会社のイメージや雰囲気を感じ取っているはずです。
口コミサイトに悪い口コミがあったとしても、うのみにせず自分の考えを持ちながら読み取ることができるのではないでしょうか。
また、口コミサイトには面接ではわからない具体的な内容が書かれていることも多いのです。
例えば、残業時間や休日出勤など面接では聞きにくいことが書かれています。
職場の雰囲気や上司との人間関係は、口コミする人が感情的に書いていることもありますが、残業時間や待遇面についての話は、参考になることが多いのです。
口コミサイトを見るときには、「参考にできる内容か」を冷静に振り分けながら読むようにしましょう。

一つの言葉を「言い換える」ことで本質を見抜く

口コミサイトを読むときに、書いた人の言葉をそのまま信じず、言い換えることで本質を見抜くことができることもあります。
例えば、「部内会議ばかりで残業が多かった」と口コミがあれば、「会議が多いということは、部員とのつながりは濃くなる」と言い換えたり、「一人の裁量は少なく、決定は会議でなされる」と言い換えることで、会社の雰囲気を感じることもできます。
「残業」という言葉に注目してみても、自分一人が残業しているならば、その人の能力が足りずに仕事が終わらず残業している可能性もあります。
しかし、「会議で残業」となると、一人の責任ではなく「会議のために残業をしなければならない」ということになり、自分の努力だけでは残業をなくすことはできないのです。
口コミサイトは、読んだそのままを信じるのではなく、「言葉の一部を深読みすること」が上手に使うコツなのかもしれません。

現在勤務している人から情報を聞くときには、退職している人にも聞き込みをする

転職活動中に会社訪問をして、現在勤務している人に話を聞く人は少ないかもしれません。
もしも、転職エージェントのはからいなどで、現在勤務している人からの話を聞くときには「いいこと」を中心に話を聞くことになるでしょう。
なぜならば、現在勤務している人は「会社の悪い部分を話すことで、自分の立場を悪くしかねない」ため、悪いことは言いにくいのです。
そのため、どうしても会社の優れた面だけを話す傾向があります。
一方、すでに退職している人は会社とのつながりがないため、思っていることをそのまま伝える傾向があります。
定年退職で退職した人は、会社に愛着を感じているため「良い面」をたくさん話してくれるでしょう。
しかし、何らかの原因で自己都合退職した人は会社に悪い印象を持っている人も多いのです。
口コミ情報を参考にするときには、悪い面を中心に話す立場の人と良い面を中心に話す立場の人の両方から平等に話を聞くことが大切です。
どんなに「自分は冷静に客観的に話を聞く自信がある」と思っていても、ずっと偏った意見を聞いていると、どうしても考えが流されてしまいます。

まとめ

今回は、転職活動で受ける企業を探すための情報収集方法について、解説してきました。
嘘か本当かはしりませんが、口コミサイトによっては、登録した内容を採用する側に公開して、転職者と会社を結び付ける機能を持っていることもあると聞きます。
インターネット上の情報を上手に活用し、最終確認は自分の目や耳で行うことが、インターネット上の情報を転職活動に上手に使うコツです。