転職面接で唯一ついていい「嘘」とは?嘘の上手なつき方と嘘をつかない上手な逃げ方


転職面接では、聞かれたくないことや答えにくいことを聞かれることもあります。
そんなとき、つい嘘をついてしまうこともあるかもしれません。
しかし面接で嘘をついている人は、意外と面接担当者は見抜くものです。
面接で嘘をつく人は、その段階でマイナス評価がつくことがほとんどでしょう。
しかし実は、唯一ついていい「嘘」があります。
転職面接で唯一ついていい「嘘」とは?
そして、答えにくい質問をされたときに「嘘」をつかずに逃げる方法について解説します。

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転職面接で唯一ついていい嘘は「退職理由が人間関係であるとき」の嘘

転職面接で、唯一ついていい嘘は「人間関係が退職理由のとき」です。
転職面接では、必ず退職理由についての質問がされます。
退職理由が「社内の人間関係」である人は意外と多いものです。
しかし、面接の場で「社内で気が合わない人がいて、嫌がらせを受けていたので辞めました」と答えてしまうと、社会人としての資質が問われてしまいます。
面接担当者は、転職者の多くは前の会社の居心地が悪くなって辞めてきたと思っているはずです。
それをわかっていう上で、あえて退職理由を質問するのです。
面接の場で退職理由を答えるときには、人間関係が悪かったことが本当の原因であっても、返答用の退職理由を考えていく方がいいでしょう。
例え返答用の退職理由に多少の嘘が混ざっていたとしても、後々影響が出るようなものでなければ問題になることはないでしょう。
何でも正直に答えることがいいことだと思って前の職場の上司を名指しで行ったり、前の会社の悪いことを面接の場で言うことはやめましょう。
例えば、人間関係が問題で転職することになったとしても、「新たな環境で自分のスキルをいかし、自分にたりない部分を知ることで、さらにスキルを高めていきたいと思ったからです」などの理由に置き換えることは「嘘」というよりも「機転を利かせた」ということになるでしょう。
面接をしていると「これは本心ではないな」と感じることがあります。
本心ではないということは、嘘をついているということにもなりますが、社会や会社に出れば「嘘」をつかなければならない場面はしばしば登場します。
そのときに、機転を利かせた嘘をつける人は会社にとっては貴重な人材です。
ついていい嘘といけない嘘の違いを理解しておくことは、社会人として大切なことです。

面接でついてはいけない「嘘」とは

一方、話したくなくても正直に言わなければならないこともあります。
実は話したくないことこそ「嘘」が出やすいものなのです。
とくに、採用で不利になるような学歴や職歴については嘘が出やすくなります。
「大学を中退しているけど卒業したことにしよう」と思う人は多いものです。
しかし、中退と卒業とでは大きな差があるのです。
もしも嘘をついて採用されたとしても、入社手続きで卒業証明書の提出を求められた段階で本当のことがばれてしまいます。
面接では「応募条件に関わること」や「書類に関わること」など抽象的ではない答えを求められているときは嘘をついてはいけません。
場合によっては、採用取り消しになる可能性もあります。
中退した人は、とても引け目に感じる傾向がります。
中退のイメージをできるだけ払拭するためには、面接で中退した理由と在学期間を伝えることです。
とくに中退した理由は、合否の判断材料になります。

嘘をつかずに質問から上手に逃げる方法

面接では、できるだけすべての質問に明確な答えを出すことが大切です。
しかし「これだけは答えたくない」もしくは「機転の利いた嘘がつけない」ときには、うやむやにして逃げる方法が一番いいのではないでしょうか。
面接では、すべての質問に答えたほうがいいのですが、答えなければならないわけではありません。
答えたくないときには、うやむやに話をして煙に巻くようにします。
ただ、煙に巻いて逃げる方法は面接中に1度までにしておきましょう。
何度も煙に巻いてしまうと「質問の意図が読み取れない人なのかな」と思われてしまう可能性があります。
面接担当者は、煙に巻かれたら「答えたくないのかもしれない」と気がつくものです。
質問内容が重要であり、どうしても明確な答えが欲しいときには何度も聞かれるかもしれませんが、ほとんどの場合は1度の返答で、次の質問に移るでしょう。

面接は、面接担当者が転職者を判断するだけでなく、転職者が会社を判断する場でもあります。
聞かれたくない質問や嘘で逃げなければならない質問が繰り返されるような場合は、入社すべき会社なのかをもう一度考える必要もあるのかもしれません。

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